いわれ【磐余】
奈良県桜井市南部の古地名。5、6世紀ごろの大和国家の政治の中心地。[歌枕]「つのさはふ—も過ぎず泊瀬山(はつせやま)何時(いつ)かも越えむ夜はふけにつつ」〈万・二八二〉
う‐よ【有余】
仏語。心は煩悩(ぼんのう)を断ったが、いまだ生命のよりどころとして肉体があること。
う‐よ【紆余】
《「紆」は曲がりくねる意》 1 うねり曲がっていること。 2 伸び伸びとしてゆとりのあること。「従って其句も亦—迫らざる処ありて」〈子規・獺祭書屋俳話〉
えい‐よ【贏余】
あまり。残余。剰余。余贏。「銭財を竭(つく)して—を存せず」〈中村訳・西国立志編〉
きゅう‐よ【窮余】
追い詰められて、困ったあげく。苦しまぎれ。「—の一策」
けい‐よ【刑余】
1 以前に刑罰を受けたこと。また、その人。「—の身」 2 宦官(かんがん)。
げつ‐よ【月余】
ひと月以上。1か月余り。
さい‐よ【歳余】
1年あまり。1年以上。
さん‐よ【三余】
読書に最もよいといわれる三つの時。冬(年の余)と、夜(日の余)と、雨降り(時の余)。
ざん‐よ【残余】
のこり。あまり。