そう‐こう【崢嶸】
[名] 1 山や谷のけわしさ。「険は—を排するに似たり」〈東海散士・佳人之奇遇〉 2 人生のけわしさ。「人情反覆せる世路—の中にて」〈蘇峰・近来流行の政治小説を評す〉 [ト・タル][文][形...
そう‐そう【錚錚】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 金属や楽器の音がさえて響くさま。「警邏剣履の響—たるを聞く」〈東海散士・佳人之奇遇〉 2 多くのものの中で特にすぐれているさま。「—たる顔ぶれ」
そう‐よく【澡浴】
からだを洗い清めること。「—旬日、楼に坐し山に対して」〈東海散士・佳人之奇遇〉
そく‐へい【塞閉】
[名](スル)ふさぎとじること。閉塞。「此富源を—し、以て怨を欧の強国に結ぶことをなさんや」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ち‐てい【馳騁】
1 馬を走らせること。 2 奔走すること。また、思いのままに動きまわること。「硝煙弾雨の間に—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ちゅう‐ちゅう【忡忡】
[ト・タル][文][形動タリ]憂い悲しむさま。「心事匆忙—として安んぜず」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ちゅう‐ちょう【惆悵】
[名]恨み嘆くこと。「流水の湲湲たるは—の響をなす」〈東海散士・佳人之奇遇〉 [ト・タル][文][形動タリ]恨み嘆くさま。「—と独り帰って来ました」〈芥川・秋山図〉
ちゅう‐びゅう【綢繆】
1 まつわりつくこと。また、糸などをからめて結ぶこと。「未だ陰雨せざるに牖戸を—せしめよと」〈東海散士・佳人之奇遇〉 2 むつみあうこと。なれしたしむこと。「其物語中にも男女—の場の如きは」〈魯...
ちゅっ‐ちょく【黜陟】
[名](スル)功の有無により、官位を上げ下げすること。ちっちょく。「恣に大臣を—するの非を譲(せ)め」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ちょう‐ざん【凋残】
[名・形動](スル)すっかり衰えること。おちぶれること。また、そのさま。「肉体からも精神からも来る—な気持ち」〈志賀・暗夜行路〉 「国破れ家亡び、親戚—す」〈東海散士・佳人之奇遇〉