あな‐うさぎ【穴兎】
ウサギ科の哺乳類。飼いウサギの原種。体長35〜45センチ。少数の群れで地下に複雑な穴を掘って暮らす。ヨーロッパ・北アフリカに分布。
あまみ‐の‐くろうさぎ【奄美の黒兎】
ウサギの一種。ウサギ科の中では最も原始的な種類。体長約45センチ。耳は小さく、毛色は黒褐色。穴居性で夜間活動する。奄美大島と徳之島の特産で、特別天然記念物。
アンゴラ‐うさぎ【アンゴラ兎】
飼いウサギの一品種。小形で、白い絹状の長毛をもつ。アンゴラ地方の原産といわれ、フランスなどで改良されたもの。
いなば‐の‐しろうさぎ【因幡の白兎】
出雲神話に出てくる兎。淤岐島(おきのしま)から因幡国へ行くため、鰐鮫(わにざめ)を欺いてその背を渡ったが、最後の鰐鮫に丸裸にされ、さらに八十神(やそかみ)の教えをそのまま信じて潮を浴び、痛くて泣...
う【兎】
ウサギの古名。「露を待つ—の毛もいかにしをるらむ月の桂の影を頼みて」〈拾遺愚草・上〉
うさぎ【兎】
ウサギ目ウサギ科の哺乳類の総称。ノウサギ類と、飼いウサギの原種であるアナウサギ類とに分けられる。体長40〜60センチのものが多く、一般に耳が長く、前肢は短く、後肢は長い。上唇は縦に裂け、上あごの...
う‐と【烏兎】
《「金烏玉兎(きんうぎょくと)」の略。太陽の中に烏(からす)、月の中に兎(うさぎ)がいるという中国の伝説から》 1 太陽と月。日月(じつげつ)。 2 年月。歳月。「—匆匆(そうそう)」
えちご‐うさぎ【越後兎】
トウホクノウサギの別名。
おさぎ【兎】
「うさぎ」の上代東国方言。「等夜(とや)の野に—ねらはり(=ネラッテ)をさをさも寝なへ児故に母にころはえ」〈万・三五二九〉
かい‐うさぎ【飼兎】
家畜のウサギの総称。ヨーロッパのアナウサギを品種改良したもので、肉用・毛用・毛皮用・愛玩(あいがん)用などとする。アンゴラウサギ・チンチラウサギ・ヒマラヤン・レッキス・ロップイアード・ニュージー...