やそまがつひ‐の‐かみ【八十禍津日神】
日本神話で、多くの災いを生み出す神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉(よみ)の国から帰って禊(みそぎ)をしたときに、黄泉の国のけがれから化生した。
やそみたま‐の‐かみ【八十魂の神】
日本の国の社に鎮まっているすべての天神地祇。
やた【八咫】
《「やあた」の音変化。「あた」は尺度の単位名》大きいこと。また、長いこと。「—がらす」「御佩刀(みはかし)の—の剣(つるぎ)の」〈播磨風土記〉
やた‐がらす【八咫烏】
1 日本神話で、神武天皇の東征のとき、熊野から大和へ入る山中を導くため天照大神(あまてらすおおみかみ)から遣わされた烏。新撰姓氏録は、鴨県主(かものあがたぬし)の祖である賀茂建角身命(かもたけつ...
やた‐の‐かがみ【八咫鏡】
《大きな鏡の意》三種の神器の一。天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋に隠れたとき、大神の出御を願い、石凝姥命(いしこりどめのみこと)が作ったという鏡。伊勢神宮に御霊代(みたましろ)として奉...
やた‐の‐からす【八咫の烏】
⇒やたがらす
や‐ち【八千】
はっせん。また、数がきわめて多いこと。多く他の語の上に付けて用いられる。「—草」
やち‐くさ【八千種】
たくさんの種類。「時ごとにいやめづらしく—に草木花咲き」〈万・四一六六〉
やち‐ぐさ【八千草】
《「やちくさ」とも》多くの草。
やち‐しお【八千入】
いく度も染めること。「色深き袖の涙にならふらし千入(ちしほ)—染むるもみぢば」〈新拾遺・哀傷〉