おざ‐なり【御座なり】
[名・形動]いいかげんに物事をすませること。その場だけの間に合わせ。また、そのさま。「—を言う」「—な処置をする」
おもい‐やり【思い遣り】
1 他人の身の上や心情に心を配ること。また、その気持ち。同情。「—のある処置」「病人に対する—がない」 2 想像。推察。「奥山の—だに悲しきにまたあま雲のかかるなになり」〈かげろふ・上〉 3 思...
おん‐てん【恩典】
ありがたい処置。情けある取り計らい。「授業料免除の—がある」
おん‐とう【穏当】
[名・形動] 1 おだやかで無理がないこと。また、そのさま。「取り扱いに—を欠く」「—な処置」 2 すなおでおとなしいさま。「何でも此のあたりに評判の美(い)い女で、それで優しくって、—で、人柄...
おん‐びん【穏便】
[名・形動] 1 物事をかど立てずおだやかに行うこと。また、そのさま。「—な処置」 2 手軽なこと。便利なこと。また、そのさま。「ここに五軒の娼家あり、至りて—なるあそびにして」〈寛天見聞記〉
かいせん‐しきもく【廻船式目】
日本最古の海商法規と目されているもの。海上運送に関して、船の使用や事故の際の処置の方法などを規定。貞応2年(1223)北条義時制定の旨の奥書があるが、実際には室町末期に瀬戸内海の海賊衆の間で慣習...
かいちょうのう‐えん【回腸嚢炎】
回腸末端部にある便をためる袋に起こる炎症。潰瘍性大腸炎の手術の合併症として起こることが知られる。多くは抗生物質の投与で治癒するが、外科処置が必要な場合もある。
かけ‐ひき【駆(け)引き/懸(け)引き】
[名](スル)《戦場で、進むことを「かけ」、退くことを「ひき」というところから》 1 商売や交渉・会議などで、相手の出方や状況に応じて自分に有利になるように処置すること。「—がうまい」 2 戦場...
かこ・う【囲う】
[動ワ五(ハ四)] 1 外部からそこなわれないように、まわりを取り巻く。中に取り込めて、外との境を作る。「敷地を塀で—・う」「庭木を—・う」 2 人目から隠しておく。かくまう。「犯人を—・う」「...
かすが‐の‐しんぼく【春日の神木】
神霊が宿るとされた春日神社の榊(さかき)。平安末期から室町時代にかけて、興福寺の大衆(だいしゅ)が朝廷の処置などに不満があるときに、春日神社の神人とともにこれを担いで京都に強訴するのが例であった...