うち‐と・める【打(ち)止める/打(ち)留める】
[動マ下一][文]うちと・む[マ下二] 1 物を打ちつけて落ちないようにする。「表示板を—・める」 2 《「うちどめる」とも》芝居・相撲などで一つの興行を終える。「今日で巡業を—・める」 3 (...
うち‐のべ【打(ち)延べ】
1 打って延ばすこと。「金銀の—を太刀の飾りとする」 2 キセルの全体を金属で作ること。また、そのキセル。
うち‐ひら・く【打(ち)開く】
[動カ五(四)] 1 広々と開けている。うちひらける。「—・いた高台の、何ひとつ遮るものとてない青空は」〈里見弴・大道無門〉 2 大きく開く。また、勢いよく開く。「扉を—・く」 3 山野を開拓す...
うち‐もの【打(ち)物】
1 雅楽で使う打楽器。羯鼓(かっこ)・三の鼓(つづみ)・太鼓・鉦鼓(しょうこ)など。 2 刀剣・薙刀(なぎなた)などの、打ち合って戦うための武器。 3 打ち鍛えたり、打って延ばしたりして作った金...
うちもの‐わざ【打ち物業】
刀・槍などで打ち合い、戦うこと。「—にてかなふまじ、組んで力の勝負せん」〈謡・烏帽子折〉
うで‐ぬき【腕貫き】
1 腕にはめて飾りとする輪。うでわ。 2 事務員や作業員が、服の袖(そで)が汚れないよう、手首からひじにかけてはめる布製の筒。 3 刀の柄頭(つかがしら)や鍔(つば)につけるひもの輪。これに手首...
うまのり‐ばおり【馬乗り羽織】
江戸時代、武士が着た羽織の一。刀を差し、馬上で行動しやすいように背縫いの下方に馬乗り3が開けてある。無地か小紋の紋付で両脇に襠(まち)がない。打(ぶ)っ裂き羽織。背割り羽織。
うら‐ざし【裏差(し)】
刀の鞘(さや)の裏側に穴を作って納めておく、金属製の笄(こうがい)または小柄(こづか)。→表差し
うら‐めい【裏銘】
日本刀の製作者の銘を彫ってある面の裏側にある銘。製作年月日や所持者名などを彫る。⇔表銘。
裏(うら)をか・く
1 相手が予想したのとは反対のことをして相手を出し抜く。「バントと見せかけて—・き強打に転ずる」 2 矢・槍(やり)・刀などが鎧(よろい)などの裏まで突き通る。うらかく。