ぶんかつ‐とうち【分割統治】
支配者が被支配者の間にある民族的、宗教的、経済的利害の対立をあおり立てて、互いに分裂・抗争させることで統治の安定をはかる政策。植民地統治によく用いられた。
ぶんげいせんせん【文芸戦線】
文芸雑誌。大正13年(1924)6月創刊、昭和7年(1932)7月廃刊。「種蒔(ま)く人」のあとを受けて青野季吉らが創刊。プロレタリア文学運動の指導的役割を果たしたが、のちに分裂して「戦旗」と対...
ぶんせいし‐へい【分生子柄】
アオカビやコウジカビなどの菌類において、分生子の形成に特化した菌糸。単純な枝状のものや複雑に分枝するものがある。菌糸の先端部が体細胞分裂を起こすことで、分生子が無性的につくられる。
ぶんれつ‐しつ【分裂質】
クレッチマーが分類した性格類型の一。非社交的で内気で、ひかえめな気質。感受性の面では、きわめて敏感なところと、鈍感との両要素が併存する。分裂気質。
ぶんれつ‐そしき【分裂組織】
植物で、細胞分裂を活発に行っている組織。茎・根の形成層や生長点にあり、植物を生長させる働きをもつ。⇔永久組織。
ぶんれつ‐びょう【分裂病】
精神分裂病の略称。 [補説]日本精神神経学会は平成14年(2002)、精神分裂病を統合失調症に改称した。
ブーストがた‐かくぶんれつだん【ブースト型核分裂弾】
⇒ブースト型核分裂爆弾
ブーストがた‐かくぶんれつばくだん【ブースト型核分裂爆弾】
少量の核融合物質による爆縮を利用して出力を増強させた原子爆弾。重水素と三重水素の核融合反応によって放出される高エネルギーの中性子がプルトニウムや高濃縮ウランの核分裂反応を促進させる。強化原爆。ブ...
ブーストがた‐かくぶんれつへいき【ブースト型核分裂兵器】
⇒ブースト型核分裂爆弾
プルトニウム【plutonium】
アクチノイドに属する超ウラン元素の一。ウランに重水素を衝撃させて作った人工放射性元素。単体は銀白色の金属で、発火しやすい。質量数239の同位体は、ウラン238が中性子を吸収してでき、容易に核分裂...