マッハのきょうふ【マッハの恐怖】
柳田邦男によるノンフィクション。全日空ボーイング727型機墜落事故など、昭和41年(1966)に続発した航空機事故の原因を追究した作品。NHK記者時代の昭和46年(1971)に刊行され、ベストセ...
まつがえちょうサーガ【松ヶ枝町サーガ】
芦原すなおの連作短編小説。平成4年(1992)から平成5年(1993)にかけて「オール読物」誌に連載。四国の海辺の架空の町を舞台に昭和30年代の少年の日常を人情味豊かに描く。平成7年(1995)...
まつだいらちょうしちろうえどにっき【松平長七郎江戸日記】
村上元三の時代小説。徳川家光の架空の甥(おい)、松平長七郎が、江戸の町のさまざまな事件を解決する。昭和38年(1963)刊行。テレビドラマ化もされている。
まと【魔都】
久生十蘭の長編探偵小説。雑誌「新青年」に昭和12年(1937)10月号から昭和13年(1938)10月号まで連載。単行本は昭和23年(1948)刊行。
まどのむこうのアメリカ【窓の向うのアメリカ】
常盤新平によるエッセー集。平成13年(2001)刊行。
マドンナのごとく
藤堂志津子の中編小説。本名の熊谷政江名義で発表。30代のキャリアウーマンと二人の青年自衛官の恋愛を描く。昭和62年(1987)第21回北海道新聞文学賞を受賞。中編小説「青空」と併せ、昭和63年(...
マヌティウス【Aldus Manutius】
[1449〜1515]イタリアの古典学者・印刷業者。ギリシャ古典の印刷・保存を志し、ベネチアに印刷所を設立して多数の古典を刊行。ルネサンス運動に貢献した。またアルドという今日のイタリックのモデル...
まひるのプリニウス【真昼のプリニウス】
池沢夏樹の小説。平成元年(1989)刊行。女性火山学者が、恋人との関係や物語ることの意味を問い直していく姿を描く。
まぶいぐみ【魂込め】
目取真俊(まどるましゅん)の短編小説。「小説トリッパー」誌の平成10年(1998)夏号に発表。沖縄での戦争の記憶を軸に、魂が肉体を離れてしまうという男とその養母を描く。第26回川端康成文学賞受賞...
まぶちがわ【馬淵川】
渡辺喜恵子の小説。岩手県北部を流れる馬淵川沿いの町を舞台にした、一族四代にわたる年代記。昭和34年(1959)刊行。同年、第41回直木賞受賞。