ディー‐ピー‐ピー【DPP】
《Director of Public Prosecutions》英国で、公訴局長。重大な刑事事件の訴追を行う。
でか
刑事をいう俗語。明治時代、刑事巡査の着た「かくそで(角袖)」の逆さ言葉の略という。
でか‐ちょう【でか長】
《「デカ長」と書くことが多い》「部長刑事」の俗称。
でんすけ‐とばく【伝助賭博】
街頭で行う詐欺賭博の一種。円板上を回る針が止まる所を予想して賭(か)けるもの。昭和10年(1935)宇都宮競馬場外で刑事増田伝助がこれを見破り検挙したところからの名称という。
でんぶん‐しょうこ【伝聞証拠】
1 証人自身の知見によらない、また聞きの証拠。 2 反対尋問を経ていない供述。刑事訴訟法上、証拠能力が制限される。
とういつ‐こうはん【統一公判】
同一刑事事件に多数の被告人がいる場合、公判を分離しないで同一法廷で審理すること。
とくべつ‐こうこく【特別抗告】
訴訟法上、通常の不服申し立てのできない決定・命令に対し、憲法違反を理由として最高裁判所に対して行う抗告。刑事訴訟では判例違反も理由とすることができる。
とんけい‐しゃ【遁刑者】
自由刑の執行を免れるために逃亡している者。実刑が確定し刑事施設に収監される前や、服役中、あるいは病気等で刑の執行停止中に逃走し、所在不明となった者をいう。
どうい‐しょめん【同意書面】
刑事手続において、検察官および被告人が証拠とすることに同意した書面。作成されたときの情況を考慮し、相当と認めるときに限って証拠とすることができる。
どくしゃへ‐の‐ちょうせん【読者への挑戦】
推理小説の手法の一つ。探偵や刑事役が犯人を特定する前に物語を止め、読者に対して誰が犯人であるかを問うこと。エラリー=クイーンの一連の作品などが知られる。