おたる‐うんが【小樽運河】
北海道小樽市にある運河。大正12年(1923)の完成。昭和初期にかけて、物流の要として栄えた。現在は散策路などが整えられ、観光地となっている。全長1140メートル。
おちゃのみず【御茶の水】
東京都文京区湯島と千代田区神田駿河台の間を流れる神田川の掘り割り付近の称。ニコライ堂・湯島聖堂がある。江戸初期、この地にあった高林寺境内の湧き水を将軍のお茶用としたところからの名。 [補説]狂言...
おとぎ‐ぞうし【御伽草子】
室町時代から江戸初期にかけて作られた短編物語の総称。平安時代の物語文学から仮名草子に続くもので、空想的・教訓的な童話風の作品が多い。また、特に江戸中期、享保(1716〜1736)のころ、大坂の渋...
おに‐そてつ【鬼蘇鉄】
ザミア科の常緑樹。幹は短く太い。高さ約2メートル。球果は朱紅色。南アフリカの原産で、明治初期に渡来し、観賞用。
おの‐りゅう【小野流】
真言宗の事相(じそう)における東密二流の一。平安初期の僧聖宝(しょうぼう)を祖とし、その弟子仁海(にんかい)が山城国小野に曼荼羅(まんだら)寺(随心院の旧称)を建て、この流儀を広めた。→広沢流(...
おはら‐ぶし【おはら節】
《「おはら」は囃子詞(はやしことば)》鹿児島県の民謡。昭和初期、全国に広まる。鹿児島おはら節。
オブニンスク‐げんしりょくはつでんしょ【オブニンスク原子力発電所】
モスクワの南西約100キロメートルにあるオブニンスクに建設された最初期の原子力発電所。原子炉は黒鉛減速炉で、1954年から2002年まで運転。黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉(RBMK)の原型となった。
おむろ‐やき【御室焼】
江戸初期、京焼の大成者、野々村仁清が、京都御室の仁和寺の門前に窯を開いて焼いた陶器。仁清焼(にんせいやき)。
おめでたきひと【お目出たき人】
武者小路実篤の小説。明治44年(1911)発表。理想実現のため一人の少女と結婚を願うが、結局は失恋する。その過程を真摯に、善意をもって描いた初期の代表作。
おもり‐ずきん【錘頭巾】
額を覆った布の両端に鉛を入れて、風にひるがえらないようにした頭巾。江戸初期、女形の荻野沢之丞が使い始めた。沢之丞頭巾。