たに‐こう【谷行】
修験者が峰入りのとき、同行者の中に生じた病人を、掟(おきて)によって谷間へ突き落として行ったこと。 [補説]曲名別項。→谷行
たぬき‐の‐はらつづみ【狸の腹鼓】
月夜に狸が腹をたたいて楽しむという言い伝え。 [補説]狂言の曲名別項。→狸腹鼓
たま‐あられ【玉霰】
1 霰の美称。《季 冬》 2 小さな粒状に作った米菓の名。 [補説]書名別項。→玉あられ
たま‐かずら【玉鬘】
[名] 1 古代の装飾品の一。多くの玉を糸に通した髪飾り。「押木の—を持たしめて」〈記・下〉 2 かつら・かもじの美称。「あれを見よしらが女の—」〈誹諧連歌抄・恋〉
[枕]玉鬘を頭にかけると...
たま‐かつま【玉勝間】
[名]かつま(かたま)の美称。編み目の細かい竹籠。
[枕]かつまの中子(なかご)と蓋(ふた)が合い、その編み目が締まっている意から、「あふ」「しま」にかかる。「—逢はむと言ふは誰(たれ)なる...
たま‐きわる【魂極る】
[枕]「命」「世」「うち(現)」「わ」などにかかる。語義・かかり方未詳。「—命惜しけどせむすべもなし」〈万・八〇四〉 「—宇智(うち)の大野に」〈万・四〉 [補説]語義は「魂きはまる」で生まれて...
たま‐の‐い【玉の井】
よい水の出る井戸。また、井戸の美称。たまい。「我ならぬ人にくますな行きずりに結び置きつる—の水」〈風雅・雑中〉 [補説]地名・曲名別項。→玉の井(地名) →玉井(曲名)
たま‐の‐おぐし【玉の小櫛】
玉で飾った櫛。また、美しい櫛。「さしながら昔を今につたふれば—ぞ神さびにける」〈源・若菜上〉 [補説]書名別項。→玉の小櫛
タマリンド‐の‐き【タマリンドの木】
タマリンドの別名。 [補説]書名別項。→タマリンドの木
たんきゅう‐しゃ【探求者】
さがし求める人。あるものを得ようとして、あちこちをさがし回る人。 [補説]書名別項。→探求者