クシャトリヤ【(梵)Kṣatriya】
インドのバルナ(四種姓)で、バラモンに次ぐ第二位の身分。王族および武士。 [補説]「刹帝利」とも書く。
さつ【刹】
[常用漢字] [音]サツ(漢) セツ(慣) 寺。寺院。「古刹・仏刹・名刹」 [難読]刹那(せつな)・羅刹(らせつ)
さつ【檫/刹】
仏塔の中心となる柱。また、その礎石。
せっ‐かん【刹竿】
寺の門前や仏堂の前に立てる、先に炎形の宝珠をつけた長い竿。
せっ‐き【殺鬼/刹鬼】
人や物などを滅ぼす幽鬼。悪鬼。羅刹(らせつ)。「無常の—をば、暫時も戦ひ返さず」〈平家・六〉
せっていり【刹帝利】
⇒クシャトリヤ
せつ【刹】
1 《(梵)yaṣṭi の音写。棒・旗竿の意》仏塔。寺院。仏堂の前に宝珠火炎形をつけた竿を立て寺の標幟(ひょうじ)としたところからいう。 2 《(梵)kṣetraの音写》国土。仏国土。
せつ【刹/殺】
〈刹〉⇒さつ 〈殺〉⇒さつ
せつ‐ど【刹土】
《(梵)Kṣetraの音写「刹」に、その漢訳「土」を加えた語》仏語。国土。国。
せつな【刹那】
《(梵)kṣaṇaの音写》 1 仏語。時間の最小単位。1回指を弾く間に60あるいは65の刹那があるとされる。 2 きわめて短い時間。瞬間。「—の快楽に酔う」「衝突した—に気を失う」「—的な生き方」