前後(ぜんご)に暮(く)・れる
どうしてよいかわからなくなる。途方に暮れる。前後に迷う。「びっくともせぬ国性爺—・れてぞ見えにける」〈浄・国性爺〉
ぜんご‐ふかく【前後不覚】
あとさきの区別もつかなくなるほど、正体を失うこと。「—に酔いつぶれる」
前後(ぜんご)も知(し)ら◦ず
前後のこともわからない。前後不覚である。「疲労困憊(こんぱい)して—◦ず寝入る」
前後(ぜんご)を失(うしな)・う
「前後を忘れる」に同じ。
前後(ぜんご)を忘(ぼう)・ずる
「前後を忘れる」に同じ。
前後(ぜんご)を忘(わす)・れる
興奮したり、酒に酔ったりして、一時、善悪是非の判断ができなくなる。また、正体がなくなる。前後を失う。前後を忘(ぼう)ず。「道楽に—・れてのめりこむ」
ぜん‐さい【前妻】
「先妻(せんさい)」に同じ。
ぜん‐さい【前菜】
料理で、正式の献立コースの前に出す軽い料理。西洋料理ではオードブル、ロシア料理ではザクースカ、中国料理では前菜(チェンツァイ)という。日本料理では通し・突き出しなどがこれにあたる。
ぜんさい‐るい【前鰓類】
腹足綱前鰓亜綱の軟体動物の総称。サザエ・アワビ・オキナエビスガイなどの巻き貝で、えらが心臓より前にある。
ぜん‐さく【前作】
1 その作品の前に作った作品。 2 同一地に2種以上の作物を前後して栽培するときの、前のほうの作物。まえさく。⇔後作(あとさく)。