やぎゅう‐りゅう【柳生流】
剣道の一派。柳生宗厳が創始。江戸の柳生家は徳川将軍の兵法指南役として栄え、また、全国諸藩にも広がりをみせた。柳生新陰流。
やくり‐じ【八栗寺】
香川県高松市牟礼町にある高野山真言宗の寺。山号は、五剣山。四国八十八箇所第85番礼所。延暦年間(782〜806)空海の創建と伝える。
やた【八咫】
《「やあた」の音変化。「あた」は尺度の単位名》大きいこと。また、長いこと。「—がらす」「御佩刀(みはかし)の—の剣(つるぎ)の」〈播磨風土記〉
やっ‐とう
[感]斬り合いや剣術の際のかけ声。 [名]《の掛け声から》剣術。剣道。
やぶのうち‐りゅう【藪内流】
茶道の分派の一。藪内宗巴を遠祖とし、その養子剣仲紹智(けんちゅうじょうち)が千利休に師事して創始。比較的古風を保つ。三千家を上流というのに対し下流という。藪内。
やまじ‐かぜ【やまじ風】
愛媛県東部に吹く局地風。石鎚山脈と剣山地の間を抜ける南寄りのフェーンで、春に多く、日本海側を低気圧が通過する際に発生する。元は「山風(やまじ)」と呼ばれていたが、気象用語としては「やまじ風」が用...
やまた‐の‐おろち【八岐大蛇】
日本神話にみえる頭と尾が八つずつある巨大な蛇。出雲の簸川(ひのかわ)上流にいて、大酒を好み、毎年一人ずつ娘を食ったが、素戔嗚尊(すさのおのみこと)がこれを退治して奇稲田姫(くしなだひめ)を救い、...
やまとひめ‐の‐みこと【倭姫命】
垂仁天皇の皇女。天照大神(あまてらすおおみかみ)の社を、伊勢の五十鈴川(いすずがわ)のほとりに建てたと伝えられる。また、日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征の際、草薙剣(くさなぎのつるぎ)を授...
やまのて‐やっこ【山の手奴】
近世、江戸の山の手の大名・旗本に雇われた奴。赤坂奴(あかさかやっこ)。「やっこやっこ小奴に—」〈浄・栬狩剣本地〉
やり【槍/鎗/鑓】
1 長い柄の先に細長い剣(穂)をつけた武器。鎌倉末期からもっぱら戦場で用い、室町末期には道具と称して、これを重んじた。穂の形により、素槍・鎌槍・十文字槍・鉤(かぎ)槍などがある。「—をしごく」 ...