き‐ざい【基剤】
軟膏(なんこう)剤や座剤などの製造に際して使われる賦形(ふけい)剤。吸収をよくしたり、皮膚病変部の保護・刺激・冷却などの作用をしたりする。軟膏のワセリン、散布剤のタルク、座薬のカカオ脂など。
きっこう‐ざい【拮抗剤】
⇒アンタゴニスト
キノロンけい‐こうきんざい【キノロン系抗菌剤】
キノロンの構造を持つ合成抗菌剤。感染症の原因となる細菌のDNA複製を阻害する作用をもつ。
きばく‐ざい【起爆剤】
1 「起爆薬」に同じ。 2 ある事態を引き起こすきっかけとなるもの。「事件勃発の—となった出来事」
きひ‐ざい【忌避剤】
有害動物の嫌う成分を用い、害虫・害獣などが近寄らないようにする薬剤。
きほう‐ざい【起泡剤】
1 液体に溶けて、泡を生じやすく、できた泡を安定に保つ物質。石鹸(せっけん)・卵白・ゼラチンなど。 2 加熱などによって気体を発生し、泡を生じる物質。炭酸水素ナトリウム・ベーキングパウダーなど。
きゅうかく‐ざい【求核剤】
電子の授受を伴う化学反応で、相手の化学種に電子を与える、または共有させる化学種。反応する相手の電子密度の低い部分を攻撃する。求核試薬。親核剤。親核試薬。陰性試薬。求核種。→求電子剤
きゅうけつ‐ざい【急結剤】
セメントの凝結を著しく速めるための混和剤。塩化カルシウム・珪酸ソーダなど。
きゅう‐ざい【嗅剤】
失神・昏睡(こんすい)・泥酔の状態にある者に鼻からかがせて、意識や呼吸を回復させる薬剤。アンモニア水・亜硝酸アミルなど。
きゅうちゃく‐ざい【吸着剤】
表面に他の物質を吸着する性質の強い物質。活性炭・活性アルミナ・シリカゲルなど。脱色・脱臭・脱湿や、触媒・化学分析などに利用。吸着媒。