いどう‐えんげき【移動演劇】
簡単な舞台装置を用い、小編成で劇場のない地方などを巡業して行う演劇。
いどころ‐がわり【居所変(わ)り】
劇場の舞台転換法の一。大道具のつり上げ・せり・田楽返し・がんどう返しなどの仕掛けで場面を転換させる方法。
いなかきょうし【田舎教師】
田山花袋の小説。明治42年(1909)刊。自我に目覚めながら、貧しさのため片田舎で苦悩のうちに死んでゆく代用教員の悲劇を、モデルの日記と実地踏査をもとに描く。自然主義文学の代表作の一つ。
いなか‐しばい【田舎芝居】
1 田舎で催される素人の演劇。 2 地方の小都市や村などで、旅回りの役者が演じる芝居。江戸時代、江戸・大坂・京都の三都の役者が修業のために地方で興行した場合もいう。 3 設備が不完全で演技もへた...
いなかもの【田舎者】
《原題、(イタリア)I rusteghi》ゴルドーニによる戯曲。3幕の喜劇。1760年初演。ベネチア方言で書かれた作品。
イニシュマーン‐とう【イニシュマーン島】
《Inishmaan》アイルランド西部、ゴールウエー湾にあるアラン諸島の島の一。3島の中央に位置する。劇作家シングが1898年から1902年まで毎年夏に滞在したことで知られる。先史時代の遺跡ドン...
イノック‐アーデン【Enoch Arden】
テニソンの物語詩。1864年発表。船乗りイノック=アーデンの悲劇的な人生を描いた代表作。
い‐まわり【居回り】
自分がいる所の周囲。辺り。近辺。「劇場の—も静かであった」〈秋声・足迹〉
イマーシブ【immersive】
[形動]没入感のあるさま。その状態にひたれるさま。多く、劇場やゲームの演出や体感装置などについて言う。
イヤゴー【Iago】
シェークスピアの悲劇「オセロ」に登場する人物。副官に登用されなかったことを恨んで、上官の将軍オセロを破滅させる。ずるくて冷酷な悪漢の典型とされる。イアーゴ。