くださ・る【下さる】
[動ラ五(四)]《動詞「くだされる」(下一)の五段化》 1 「与える」「くれる」の尊敬語。お与えになる。くだされる。「祝電を—・った」 2 (補助動詞)「お」を伴った動詞の連用形、「ご(御)」...
唇(くちびる)亡(ほろ)びて歯(は)寒(さむ)し
《「春秋左伝」僖公五年から》互いに助け合う関係にあるものの一方が滅びると、他の一方も危うくなるたとえ。唇亡歯寒(しんぼうしかん)。
苦(くる)しい時(とき)の神頼(かみだの)み
ふだんは信仰心を持たない人が、病気や災難で困ったときだけ神仏に祈って助けを求めようとすること。
くれ‐さしめ【呉れさしめ】
[連語]《動詞「く(呉)る」の未然形+尊敬の助動詞「さしむ」の命令形「さしめ」》ください。くれたまえ。「ひらに助けて—」〈虎清狂・禁野〉
くわえ【加え】
1 増しふやすこと。 2 酒を銚子などに注ぐこと。また、注ぐのに用いる器。「銚子、—の酒過ぎて」〈浮・一代男・八〉 3 婚礼などのとき、2を持って本酌人を助ける役の者。「花嫁君に二度つぎて…—は...
君子(くんし)は人(ひと)の美(び)を成(な)す
《「論語」顔淵から》君子は人の美点・長所を見つけて、それを助け、大成させる。
けい‐そう【鶏窓】
《宋の処宗が書斎の窓に飼っていた鶏が人語を解し、処宗と談論してその学識を助けたという「幽明録」の故事から》書斎の窓。また、書斎。
兄弟(けいてい)は左右(さゆう)の手(て)なり
《「魏志」王脩伝から》兄弟は、左右の手のように互いに助けあわねばならない。きょうだいは左右の手。兄弟は両の手。
けいめい‐くとう【鶏鳴狗盗】
《斉(せい)の孟嘗君(もうしょうくん)が秦に幽閉されたとき、食客のこそどろや、にわとりの鳴きまねのうまい者に助けられて脱出したという「史記」孟嘗君伝の故事から》にわとりの鳴きまねをして人を欺いた...
けい‐よ【恵与】
[名](スル) 1 金品を人から与えられることを、その相手を敬っていう語。恵贈。恵投。「—にあずかる」 2 金品をめぐみ与えること。「路傍に難渋者を見て之を助け之に銭を—するは」〈福沢・福翁百話〉