もの‐の‐ほん【物の本】
1 その方面についての事柄が書かれている本。「—によると」 2 本の総称。書物。「東京の—など書く人達は」〈左千夫・隣の嫁〉 3 江戸中期以後、物語類の書物をいう。 4 学問的な内容の書物。草紙...
もの‐ら・し【物らし】
[形シク]ものものしい。大げさである。「押へてしめて馴れさする味(うま)い盛りの振袖が釣瓶鮨(つるべずし)とは—・しし」〈浄・千本桜〉
もばら【茂原】
千葉県中東部の市。九十九里浜の海産物を扱う市場町として発展。天然ガスを産し、工業も発達。人口9.3万(2010)。
もみ‐くちゃ【揉みくちゃ】
1 もまれてひどく皺(しわ)になること。「—の千円札」 2 人々の間に挟まれ、ひどくもまれること。もみくしゃ。もみくた。「満員電車で—にされる」
もみ‐すり【籾摺り】
《「もみずり」とも》籾から籾殻を取り除いて玄米にすること。磨臼(すりうす)にかけ、唐箕(とうみ)で殻や粃(しいな)を除去し、千石通(せんごくどお)しで殻粒を選別する。現在は自動籾摺り機が用いられ...
もみ‐た・てる【揉み立てる】
[動タ下一][文]もみた・つ[タ下二] 1 激しくもむ。盛んにもみ合う。「御輿(みこし)を—・てる」 2 しきりにうながす。せきたてる。「掛声で十四のおはまに—・てられた」〈左千夫・隣の嫁〉 3...
もも‐くさ【百草】
多くの草。いろいろの草。千草(ちぐさ)。「—の花のひもとく秋の野を」〈古今・秋上〉
もも‐たび【百度】
百回。ひゃくど。また、度数の多いこと。「—千度(ちたび)繰返し」〈紅葉・金色夜叉〉
もも‐ち【百千】
百や千。数が多いこと。「玉の簾(すだれ)を—に砕いたよう」〈鏡花・高野聖〉
もも‐て【百手】
1 いろいろの手段。また、いろいろの技。「払ひ落とし、かけ落とし、—を千手と手を砕き」〈浄・五枚羽子板〉 2 弓術で、200本の矢を100回に分けて射ること。甲乙2本の矢を一手とする。「射的の上...