やつ‐ひがた【谷津干潟】
千葉県北西部、習志野市にある干潟。面積約0.4平方キロメートル。東京湾奥に残された貴重な干潟で、カモ・シギ・チドリなど渡り鳥の希少な生息地。国指定の鳥獣保護区となっている。平成5年(1993)ラ...
やなぎ‐の‐かみ【柳の髪】
1 柳の枝が細く長いのを髪に見立てていう語。「春風や—をけづるらん緑のまゆも乱るばかりに」〈新千載・春上〉 2 女性の長く美しい髪を柳の枝にたとえていう語。「—を何ゆゑに、浮き世恨みて尼が崎」〈...
やなぎのしき【柳の四季】
堤千代の短編小説、および同作を表題作とする小説集。昭和17年(1942)刊行。
やなぎわら【柳原】
東京都千代田区北東部、神田川南岸の万世橋から浅草橋に至る地域。もとは古着屋が並び、現在は繊維・雑貨の問屋街。柳原土手。
やなせ【魚梁瀬】
高知県東部、安芸(あき)郡馬路(うまじ)村北東部の地区名。奈半利(なはり)川上流に位置し、秋田杉・吉野杉とならんで「魚梁瀬杉」の名で美林地域として知られる。中でも、千本山(標高1084メートル)...
や‐にわ【家庭】
人家のある所。人里。「百千足(ももちだ)る—も見ゆ国の秀(ほ)も見ゆ」〈記・中・歌謡〉
や‐ね‐せん【谷根千】
東京都文京区東部から台東区西部にかけての称。谷中・根津・千駄木(せんだぎ)を中心とする地域。
やぶのうち‐りゅう【藪内流】
茶道の分派の一。藪内宗巴を遠祖とし、その養子剣仲紹智(けんちゅうじょうち)が千利休に師事して創始。比較的古風を保つ。三千家を上流というのに対し下流という。藪内。
や‐ま【矢間】
1 鎧(よろい)などで、矢が立つすきま。「甲冑をゆり合はせゆり合はせ、—をたばひて振舞へば」〈盛衰記・三五〉 2 「矢狭間(やざま)」に同じ。「櫓(やぐら)の上、—の陰に、人形を数千万立て置きて...
やまい‐け【病気】
病気らしい気配。病気の気味。「—の無い匂ひなり菊の花/千梅」〈俳諧新選〉