口(くち)食(く)うて一杯(いっぱい)
食うだけで精いっぱいで、余裕のない生活のたとえ。「—に、雑煮祝うた分なり」〈浮・胸算用・四〉
くち‐くち【口口】
口づけ。接吻(せっぷん)。「罷り出でたる大橋と—するで候なり」〈伎・幼稚子敵討〉
くち‐ぐすり【口薬】
1 火縄銃の火皿に置く発火用の火薬。 2 口止めのために与える金や品物。口止め料。「お供の衆には—、水まくやうに飲まして置いた」〈浄・手習鑑〉
くち‐ぐせ【口癖】
《古くは「くちくせ」とも》癖のようにいつも言うこと。また、その言葉。
くち‐ぐち【口口】
1 大ぜいの人がそれぞれ口に出して言うこと。「—に不平を言う」 2 あちらこちらの出入り口。「ビルの—に警備の人がいる」
くち‐ぐるま【口車】
口先だけの巧みな言いまわし。
口車(くちぐるま)に乗(の)・せる
言葉巧みに人をだます。「まんまと—・せられる」
口車(くちぐるま)に乗(の)・る
言葉巧みに言われてだまされる。おだてに乗る。「—・って粗悪品を買わされる」
くち‐げんか【口喧嘩】
[名](スル)激しい言葉でののしり合うこと。言い争い。口論。「つまらないことで—する」
くち‐こきゅう【口呼吸】
口から息を吸ったり吐いたりすること。鼻を使わずに口で呼吸すること。 [補説]鼻呼吸の場合は、鼻腔などで吸気が浄化、加湿されるが、口呼吸では、空気中の雑菌などがそのまま体内に取り込まれるなどの危険...