きち‐よう【吉曜】
「吉日(きちじつ)」に同じ。「—をえらび、事始めあり」〈吾妻鏡・九〉
きっ‐しん【吉辰】
よい日。めでたい日。吉日(きちじつ)。
きっ‐たん【吉旦】
よい日。吉辰(きっしん)。吉日(きちじつ)。
き‐づくり【木造り】
1 木材でつくってあること。また、そのもの。木製。木造。 2 木材を必要な形に切ったり削ったりすること。「杣入(そまい)り、—、事終はり、今日吉日の柱立て」〈浄・出世景清〉
きねんこく‐ほうへい【祈年穀奉幣】
平安時代から室町時代にかけて、その年の豊作を祈って、伊勢神宮・賀茂神社・春日神社など近畿の有力な22の神社に奉幣した儀式。2月と7月の吉日に行った。
きょう‐じつ【凶日】
物事をするのに縁起の悪い日。不吉な日。⇔吉日。
くに‐まつり【国祭】
京都の賀茂神社の本祭。陰暦4月の吉日に行われた。賀茂神社は山城国の地主神であるところからいう。
くら‐びらき【蔵開き】
[名](スル)新年の吉日に、その年初めて蔵を開く祝い。一般に1月11日をその日として、商家・農家で祝いをする。《季 新年》
くわ‐はじめ【鍬初め】
農家で、正月11日あるいは他の吉日に、恵方(えほう)にあたる近くの畑で鍬を入れ、米や餅(もち)を供えてその年の豊作を祈ること。鍬入れ。《季 新年》「寸青き麦めでたしや—/松浜」
こし‐いれ【輿入れ】
[名](スル)《昔、嫁入りのとき、嫁の乗った輿を婿の家に担ぎ入れたことから》とつぐこと。嫁入り。「秋の吉日に—する」