ぜん‐ぜん【全然】
[ト・タル][文][形動タリ]余すところのないさま。まったくそうであるさま。「—たるスパルタ国の属邦にあらずと雖も」〈竜渓・経国美談〉
[副] 1 (あとに打消しの語や否定的な表現を伴って)...
ぜん‐ひてい【全否定】
すべてを否定すること。
そんざいとむ【存在と無】
《原題、(フランス)L'Être et le Néant》サルトルの哲学書。1943年刊。無神論的実存主義の原典といわれ、存在するものはすべて善とするキリスト教的存在論を否定した画期的な著作。特...
たいぎ‐ご【対義語】
1 同一言語の中で、意味が正反対の関係にある語。一方を否定すれば必ず他方になる関係の「男⇔女」「生⇔死」などの場合、程度の差を表す「大きい⇔小さい」「遠い⇔近い」「よい⇔悪い」などの場合、一つの...
たい‐ぐう【対偶】
1 二つで組みになっているもの。対(つい)。「この線は、鬢(びん)の下端の線などと目立った—をしている」〈寅彦・浮世絵の曲線〉 2 対句(ついく)。 3 論理学で、「pならばqである」に対して、...
たえ‐て【絶えて】
[副] 1 ある事柄がとだえて長い時間がたったさま。その後ずっと。「卒業以来—久しい御無沙汰である」 2 あとに打消しの語を伴って、否定の意を強める語。全然。一向に。「そのような事件は—聞いたこ...
たげんてき‐こっかろん【多元的国家論】
国家主権の絶対性を否定し、国家を本質的には他の社会集団と同じ結社の一つとして見ようとする自由主義的理論。
たたかう‐みんしゅしゅぎ【戦う民主主義】
民主主義自体や、特定の集団の人権を否定する言論や結社を禁止する制度を持つ民主主義。またそれに基づく体制。ナチスによる人権抑圧への反省から、戦後のドイツで、人種差別的な言論やナチスの称揚、類似する...
だいしょう‐たいとう【大小対当】
論理学で、対当関係の一。主語と述語、また質(肯定・否定)を同じくするが、量(全称・特称)を異にする二つの判断の真偽関係。→対当関係
だい‐なし【台無し】
[名・形動]ひどく汚れたり傷んだりして、役に立たなくなること。物事がすっかりだめになること。また、そのさま。「雨で着物が—だ」「計画が—になる」「一生を—にする」
[副](多く否定的な表現に...