じゅ‐ばく【呪縛】
[名](スル)まじないをかけて動けなくすること。心理的な強制によって、人の自由を束縛すること。「—されたかのように身動きできない」「—を解く」
じゅ‐ふ【呪符】
種々の災難をしりぞけ、幸いをもたらすとされる物体。奇石・骨・お札など多様。護符。お守り。
じゅ‐ぶつ【呪物】
超自然的な霊威や呪力をもつとされて神聖視される物。庶物。
じゅぶつ‐すうはい【呪物崇拝】
呪物が人間に禍福をもたらすと信じて儀礼の対象とすること。未開宗教によくみられる現象。庶物崇拝。フェティシズム。
じゅ‐ほう【呪法】
1 呪文を唱えて行う法式。特に、密教で、呪文を唱えるなどして行う修法。 2 呪術。まじない。
じゅ‐もん【呪文】
1 修験道・陰陽道などで唱えるまじないの文句。→呪(じゅ) 2 呪術的効果を望んで唱える言葉。一定のきまり文句の反復が多い。「あやしげな—を唱える」
じゅ‐やく【呪薬】
未開社会で、神秘的な力をもち、病気やけがなどを治すと信じられている物質。
じゅ‐りょく【呪力】
まじない、またはのろいの力。呪術の基礎をなす超自然的・非人格的な力。
ず‐し【呪師】
「じゅし(呪師)」に同じ。「—の松犬と類ひせよ」〈梁塵秘抄・二〉
ず‐そ【呪詛】
《「ず」は「じゅ」の直音表記》「じゅそ(呪詛)」に同じ。「いかに—悪念深く侍りたうぶらむ」〈宇津保・嵯峨院〉