はい‐ぎょ【肺魚】
硬骨魚綱肺魚亜綱または肺魚目に分類される淡水魚の総称。体はウナギ形で、体長50センチ〜1.5メートル。えらのほかに、浮き袋の発達した肺のような組織をもち、空気呼吸もできる。胸びれ・腹びれは鞭(む...
はい‐こきゅう【肺呼吸】
外呼吸の一。肺で行われる炭酸ガスと酸素との交換。
はい‐しんきんしょう【肺真菌症】
真菌を原因とする呼吸器の感染症。アスペルギルス症やクリプトコッカス症などがある。
はい‐すいしゅ【肺水腫】
肺の組織に体液がたまった状態。心不全に伴う肺鬱血(うっけつ)などで生じ、呼吸困難や泡沫状の痰(たん)などの症状がみられる。
はいせい‐しん【肺性心】
肺疾患が原因となって肺の血流や換気が低下するため、心臓の負担が増し、特に右心が肥大して弱った状態。チアノーゼ・呼吸困難などの症状が認められる。
はい‐せんいしょう【肺線維症】
肺に線維組織が過剰に形成される病気。肺胞壁の肥厚により、ガス交換が十分に行われなくなり、呼吸機能が低下する。塵肺・膠原病・間質性肺炎・サルコイドーシスなどから進行する。息切れ・痰(たん)を伴わな...
はい‐そくせん【肺塞栓】
下肢などの静脈に生じた血栓などが肺動脈に入り、閉塞するために起こる疾患。胸痛・呼吸困難やショック状態を呈する。
はい‐ていけいせいい【肺低形成】
胎児期に肺の発育・形成が妨げられ、出生直後から重度の呼吸障害を起こす病気。圧迫や羊水過少のため胎児の呼吸様運動が抑制されることで生じると考えられている。胎児・新生児肺低形成。
はいほうていかんき‐しょうこうぐん【肺胞低換気症候群】
呼吸器・胸郭・神経・筋肉系に異常がなく、肺機能に明らかな異常は認められないにもかかわらず、日中に肺胞低換気(高度の高炭酸ガス素血症と低酸素血症)を呈する病気。AHS(alveolar hypov...
はい‐まく【胚膜】
哺乳類・鳥類・爬虫類(はちゅうるい)などで、胚を包む膜。羊膜・漿膜(しょうまく)・尿膜などの総称。胚の保護・栄養・呼吸・排出などの役割をする。