げじ‐ぎれ【下知切れ】
俳諧の発句で、切れ字に命令形を用いる表現形式。「昔聞け秩父殿(ちちぶどの)さへ角力(すまふ)取り/芭蕉」の類。
げじ‐じょう【下知状】
下に対して命令を伝える文書。特に、中世、将軍の命を奉じて家臣が発給した文書の一。裁判の判決や、所領の譲与・安堵(あんど)などに用いられた。
げん‐ざい【原罪】
《original sin》キリスト教で、人類が最初に犯した罪。アダムとイブが禁断の木の実を口にし、神の命令に背いた罪。アダムの子孫である人類はこの罪を負うとされる。宿罪。
げん‐し【厳旨】
1 きびしい命令。また、その趣旨。 2 相手を敬って、その手紙の趣旨をいう語。
げん‐しゅ【厳守】
[名](スル)命令や約束などを、きびしく守ること。「規則を—する」「時間—」
げんしゅく‐しゅぎ【厳粛主義】
原理・原則・法則をきわめて厳格に尊重し、守る立場。感情・欲望を抑え、理性の義務命令に従って禁欲的生活を実践することを道徳の基とする立場。カント哲学、ストア学派の倫理説が代表的。厳格主義。リゴリズム。
げん‐めい【厳命】
[名](スル)きびしく命じること。また、きびしい命令。「口外しないように—する」
げん‐れい【厳令】
[名](スル)きびしく命令すること。また、その命令。厳命。「とりでの死守を—する」
こ【来】
動詞「く(来)」の命令形。平安時代までは「よ」をつけない形で用いられた。→来(く)る「この寮(つかさ)に詣(まう)で—」〈竹取〉
こう‐か【降下】
[名](スル) 1 高い所から低い所へおりること。また、高かったものが低くなること。「パラシュートで—する」「気温が—する」 2 命令などが、高い地位の人からくだること。「大命—」