き‐みいでら【紀三井寺】
和歌山市紀三井寺にある救世観音宗の寺。正式名称は紀三井山金剛宝寺護国院。宝亀元年(770)、唐僧為光の開創と伝える。もと真言宗。西国三十三所第2番札所。境内に三つの井戸があるところからの名とい...
きゃしゃ‐あそび【花車遊び】
風流な遊び。和歌・連歌・能楽・茶の湯・香道・鞠(まり)など。「歌に心をなし、世にある—をつくし」〈浮・置土産・四〉
きょうごく‐は【京極派】
藤原定家の孫為教(ためのり)を祖とする和歌の流派。為教の兄為氏(ためうじ)の二条家歌道と正統性を争って革新的歌風を唱えた。作風は玉葉集、また風雅集にあらわれる。京極家。→二条派 →冷泉(れいぜい)派
き‐りょ【羇旅/羈旅】
1 たび。旅行。 2 和歌・俳句の部立(ぶだて)の一つで、旅情を詠んだもの。
きんかいしゅう【金槐集】
「金槐和歌集」の略。
きんき‐けん【近畿圏】
京都・大阪・滋賀・兵庫・奈良・和歌山・三重の近畿地方7府県と中部地方の福井県を含む地域。近畿圏整備法に規定。
きんき‐ちほう【近畿地方】
京都・大阪・滋賀・兵庫・奈良・和歌山・三重の2府5県からなる地域。
きん‐く【禁句】
1 和歌や俳諧(はいかい)などで、使ってはならない語句。止め句。 2 聞き手の感情を害したり刺激したりするのをはばかって避けるべき言葉や話。「受験生の前では、落ちる、すべるの類は—だよ」
きんざんじ‐みそ【径山寺味噌/金山寺味噌】
煎(い)った大豆と大麦の麹(こうじ)をまぜて塩を加え、刻んだなすや瓜・しょうがなどを入れて熟成させたなめ味噌。和歌山県湯浅の名物。径山寺から製法が伝わったという。
きんだい‐し【近代詩】
明治以降、漢詩や和歌・俳句のような伝統的な詩形から脱し、ヨーロッパの詩や精神にならって、新しい思想・感情を自由な形式で表現した詩。新体詩に始まり、象徴詩を経て口語自由詩へと発展した。