とう‐ろうばい【唐蝋梅】
ロウバイ科の落葉低木。春、葉の出る前に、ロウバイより大形の黄色い花をつける。中国の原産。檀香梅。
とう‐わ【唐話】
江戸時代、中国語をさしていった語。「—学」
とうわさんよう【唐話纂要】
江戸中期の語学書。6巻。岡島冠山著。享保元年(1716)刊。唐話(中国語)の語句や格言、会話文とその和訳を記したもの。
とう‐わた【唐綿】
キョウチクトウ科の一年草。高さ60〜90センチ。葉は長楕円形で先がとがる。夏、赤い花が咲き、実が熟して裂けると、白い毛をもつ種子が出る。南アメリカの原産で、観賞用。
はねず【唐棣花/棠棣/朱華】
1 初夏に赤い花をつける植物の名。ニワウメ・ニワザクラなど諸説がある。「夏まけて咲きたる—ひさかたの雨うち降らば移ろひなむか」〈万・一四八五〉 2 「唐棣花(はねず)色」の略。「浄位より已上(か...
はねず‐いろ【唐棣花色】
ハネズの花のような、白みを帯びた赤い色。色があせやすいという。「山吹のにほへる妹が—の赤裳の姿夢に見えつつ」〈万・二七八六〉
はねずいろ‐の【唐棣花色の】
[枕]ハネズで染めた色があせやすい意から、「うつろひやすし」に掛かる。「思はじと言ひてしものを—移ろひやすき吾が心かも」〈万・六五七〉
もっ‐こう【木香/唐木香】
キク科の多年草。高さ約2メートルに達し、葉は広楕円形。暗紫色のアザミに似た花をつける。インド北部の原産。根には芳香と苦味があり、乾燥させたものを漢方で健胃・整腸薬に用いる。昔は衣服の防虫剤に用いた。
もろ‐こし【唐土/唐】
1 昔、日本から中国を呼んだ名。から。とうど。 2 昔、中国から伝来したものにつけた語。 [補説]中国南方の越(えつ)(浙江(せっこう)省付近)の諸国・諸族の「諸越」の訓読みから起こり、最初その...
もろ‐こし【蜀黍/唐黍】
イネ科の一年草。高さ約2メートル。茎は円柱形で節があり、葉は長大で互生する。夏、茎の頂に大きな穂を出し、赤褐色の小さな実が多数できる。実は酒・菓子などの原料。飼料にもする。アフリカの原産で、古く...