べん‐しょう【弁証/辯証/辨証】
[名](スル)弁論によって証明すること。また、是非・善悪を弁別して証明すること。「シォペンハウエルの—したる仏法の教理」〈上田敏訳・海潮音〉
べん・ずる【弁ずる/辨ずる】
[動サ変][文]べん・ず[サ変] 1 物事をわきまえる。区別する。「物事の善悪を—・ずる」 2 物事を処理する。取り計らう。すませる。「商用を—・ずる」「資金を—・ずる」 3 解決する。ととのう...
ほうにん‐しゅぎ【放任主義】
1 自由気ままにやらせて、干渉しない主義。「—の教育」 2 倫理学で、善悪の区別を厳格につけない寛容的な立場。 3 人間の主体的活動を重視する自由主義神学の一傾向。特にキリスト教における中立的立...
み‐さかい【見境】
物事の見分け。善悪などの判別。識別。「前後の—もなく行動する」
みるめ‐かぐはな【見る目嗅ぐ鼻】
1 地獄の閻魔(えんま)の庁の人頭幢(にんずどう)。幢(はたほこ)の上に男女の首をのせたもので、亡者の善悪を判断するという。 2 世間のうるさい耳目。「人目を忍べど—、少しも油断はならぬ」〈松翁...
むくい【報い/酬い】
1 ある行為の結果として身にはね返ってくる事柄。善悪いずれについてもいうが、現在では悪い行為の結果についていうことが多い。「悪行の—」 2 労苦に対するつぐない。報酬。「何の—も望まないで」〈木...
め‐がね【眼鏡】
1 近視・遠視・乱視などの視力を調整したり、強い光線から目を保護したりするために用いる、凹レンズ・凸レンズ・着色ガラスなどを使った器具。がんきょう。 2 物の善悪・可否を見きわめること。また、そ...
もう‐きょ【妄挙】
善悪の見境のない振る舞い。思慮のない行動。ぼうきょ。
よう‐しゃ【用捨】
1 用いることと、捨てること。取捨。また、その判断力。「政(まつりごと)の善悪を見るには、賢臣の—を見るにしかず」〈太平記・一三〉 2 必要としないこと。やめること。「年せんさくは—あるべし」〈...
よかれ‐あしかれ【善かれ悪しかれ】
[副]よいにしろ、悪いにしろ。善悪にかかわらず。どっちにしても。「—結果を待つしかない」