くろむしろ‐の‐くるま【黒筵の車】
公卿が喪中に用いた車。牛車(ぎっしゃ)の箱を黒く塗った筵で覆ったもの。くろぐるま。
けつ‐れい【欠礼/闕礼】
[名](スル)礼儀を欠くこと。あいさつをしないこと。失礼。「喪中につき年賀—いたします」
そう【喪】
[常用漢字] [音]ソウ(サウ)(呉)(漢) [訓]も うしなう 〈ソウ〉 1 死者を弔う儀礼。「喪家(そうか)・喪礼/国喪」 2 なくす。失う。「喪失/阻喪」 〈も〉「喪主・喪中・喪服/服喪」
そう‐か【喪家】
不幸のあった家。喪中(もちゅう)の家。
ねむり‐め【眠り目】
1 眠そうな目。また、つぶった目。「—をまぼしそうに細めて」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉 2 くすんだ色合い。また、そのもの。「親の喪中とて、衣裳の物ずきも、一きは—にて」〈浮・世間猿〉
ねんが‐けつれい【年賀欠礼】
喪中で年賀状が出せないことを知らせる葉書。通常、相手が年賀状を準備する前、12月上旬ころに発送する。また、喪中のため年賀の挨拶に行けないことを知らせること。
も‐ぎぬ【喪衣】
喪中に着る衣服。喪服。「橡(つるばみ)の—一襲(かさね)」〈源・夕霧〉
も‐ふく【喪服】
喪中や、葬儀・法事などの際に着る黒または薄墨色の衣服。そうふく。
も‐や【喪屋】
1 墓の近くに造った、遺族が喪中を過ごす家。 2 本葬まで死体を安置しておく所。もがりのみや。あらき。「乃ち其処に—を作りて」〈記・上〉