はちまん‐ならく【八万奈落】
「八万地獄」に同じ。
はち‐かんじごく【八寒地獄】
⇒はっかんじごく(八寒地獄)
はっ‐かんじごく【八寒地獄】
仏語。寒冷に責め苦しめられる8種の地獄。頞部陀(あぶだ)・尼剌部陀(にらぶだ)・頞唽吒(あせった)・臛臛婆(かかば)・虎虎婆(ここば)・嗢鉢羅(うばら)・鉢特摩(はどま)・摩訶鉢特摩(まかはどま...
はったり
[副] 1 まったく。すっかり。「—とうち忘れ、今日ふっと思ひ出し」〈浄・油地獄〉 2 十分に。しっかり。「酒の燗—と致しまして」〈胆大小心録〉
腹(はら)を癒(い)や・す
怒りを晴らす。恨みなどを晴らす。「復讐をして—・す」〈荷風・地獄の花〉
はり‐の‐やま【針の山】
地獄にあるという、針の植えてある山。罪人を追い込んで苦しめる所。転じて、苦痛に責めさいなまれる場所のたとえ。
ばいか‐の‐あぶら【梅花の油】
梅の花の香りに似せた水油。梅花香。「解櫛(ときぐし)に、色香もみこむ—」〈浄・油地獄〉
ひた‐ぶる【頓/一向】
[形動][文][ナリ] 1 いちずなさま。ひたすら。「—な態度」「—に思いを寄せる」 2 完全にその状態であるさま。「—に煙にだになし果ててむと思ほして」〈源・夕霧〉 3 向こう見ずなさま。また...
ひと‐ぜり【人競り】
人がひしめき合うこと。人ごみ。「七、八町行ったれど、あんまり—」〈浄・油地獄〉
ひろ・ぐ【広ぐ/拡ぐ】
[動ガ四] 1 広がる。開く。「左右の手足をもって竿を—・がせ」〈古活字本平治・下〉 2 「する」「行う」の意で、相手の行為をののしって言う。しやがる。「よい年をして馬鹿—・ぐな」〈浄・油地獄...