じ‐さき【地先】
1 その場所の近く。「—の河原」 2 江戸時代、自分の所有地・居住地などと地続きで、石高と関係なく自由に使える土地。
じさき‐やま【地先山】
住居に近い山。緑肥を得るための、田畑に続いた草山。
じ‐さび【地錆】
錆漆(さびうるし)を下地に塗ること。錆塗り。
じ‐ざかい【地境】
所有者などの異なる土地と土地との境界。
じ‐ざかな【地魚】
その地方の近海でとれた魚。その地域の漁港で水揚げされた魚。
じ‐ざけ【地酒】
その地方でつくられる清酒。特に、灘(なだ)や伏見(ふしみ)を除いた地方のものをさす。
じ‐ざむらい【地侍】
中世後期の有力名主層。惣(そう)の中心になるとともに、守護や戦国大名の家臣にもなった。
じ‐ざん【地算】
《「じさん」とも》基礎的な算術。足し算と引き算。加減算。自算。「—も子守の片手に置き習ひ」〈浮・永代蔵・一〉
じ‐し【地子】
1 律令制で、公田の賃租料。公田の余地を人民に貸し付けて耕作させ、収穫の5分の1を国家が収納したもの。 2 荘園制で、田・畑・屋敷などに課した雑税。米で納めるのを地子米、銭で納めるのを地子銭という。
ち‐し【地子】
⇒じし(地子)