かんかん‐おどり【看看踊(り)】
清楽(しんがく)を伴奏とし、清国人の扮装でおどる踊り。長崎で起こり、化政期(1804〜1830)に江戸・大坂で大流行した。明治時代の法界節はこの流れ。名称は「かんかんのう云々(うんぬん)」の歌詞...
かん‐きょう【緩頰】
1 顔色をやわらげること。また、顔色をやわらげておだやかに話すこと。 2 《「緩頰を煩わす」の意から》自分のことを、それとなく他人に話してもらうこと。「坂井夫人の為に—の労を取ったのだ」〈鴎外・青年〉
かんぎょくしゅう【寒玉集】
俳誌「ホトトギス」に掲載された写生文の作品集。第一篇は明治33年(1900)、第二篇は明治34年(1901)の刊行。高浜虚子が中心となり編纂(へんさん)。虚子のほか正岡子規、河東碧梧桐、坂本四方...
かん‐さい【関西】
《「関東」に対して関所の西の国の意》 京都・大阪・神戸を中心とする一帯。京阪神地方。
奈良時代、鈴鹿・不破・愛発(あらち)の三関以西の地。のちに、逢坂(おうさか)の関より西の地域。鎌倉時代以...
かんじん‐ぶね【勧進船】
江戸時代、大坂の河口で、勧進比丘尼や浄瑠璃・歌祭文(うたざいもん)を語る人を乗せて、停泊中の船を回った船。
かん‐とう【関東】
《関所の東の意》
「関東地方」の略。
奈良時代以来、鈴鹿・不破・愛発(あらち)の三関以東の地。のちに、逢坂(おうさか)の関より東の地域。中世以降、箱根の関より東の8か国、関八州の称。これに...
かん‐ぱん【官版/官板】
1 政府・官庁の出版物。⇔私版。 2 江戸時代、幕府の官学、昌平坂学問所で出版した教科書用の漢籍。
がいえんひがし‐どおり【外苑東通り】
東京都港区麻布台から新宿区早稲田鶴巻町までの道路の呼び名。明治神宮外苑の東側を通る。沿線に赤坂御用地などもある。
がくもん‐じょ【学問所】
1 江戸時代、学問を授けるために設けられた施設。今日の学校にあたる。 2 昌平坂(しょうへいざか)学問所のこと。 3 学問をする部屋。書斎。「爰(ここ)は不断の—とて、是に座をなせば」〈浮・五人...
がくもんじょ‐きんばん【学問所勤番】
江戸幕府の職名。昌平坂学問所の事務をつかさどった。林大学頭(だいがくのかみ)の支配。寛政10年(1798)創設。