にせもん【似せ者】
松井今朝子の短編の時代小説。歌舞伎役者坂田藤十郎によく似た人物をめぐる物語。平成13年(2001)、雑誌「小説現代」に掲載。同作を表題作とする小説集は翌年刊行で、第128回直木賞候補作となった。
にちべい‐しゅうこうつうしょうじょうやく【日米修好通商条約】
安政5年(1858)江戸幕府と米国との間で結ばれた通商条約。日米和親条約で既に開かれていた箱館のほか、神奈川・長崎・新潟・兵庫の開港(ただし開港となっていた下田は鎖港となる)、公使の交換、江戸・...
ににんどうじょうじ【二人道成寺】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)・長唄。天保6年(1835)大坂角(かど)の芝居で「恋袂(わけふたつ)二人道成寺」の名題で初演。「京鹿子(きょうがのこ)娘道成寺」を二人で踊る趣向のもの。
にほん‐そうごうけんきゅうしょ【日本総合研究所】
国際問題・経済政策・企業経営戦略などの研究調査やコンサルティングを行うシンクタンク。経済産業省所管の一般財団法人。昭和45年(1970)設立。所在地は東京都港区赤坂。日本総研。JRI(Japa...
にほんのみち‐ひゃくせん【日本の道百選】
建設省(現国土交通省)が道の日(8月10日)の制定を記念して、昭和60年(1985)と昭和61年(1986)に特色ある優れた道路を選定したもの。歴史性や親愛性などの観点から、いろは坂・哲学の道・...
にほんぶんかしかん【日本文化私観】
坂口安吾による評論。昭和17年(1942)、雑誌「現代文学」に発表。
ニュートリノ‐しんどう【ニュートリノ振動】
ニュートリノが質量をもつことで、ニュートリノの種類(電子ニュートリノ、μニュートリノ、τニュートリノ)が変わる現象。昭和37年(1962)、牧二郎、中川昌美、坂田昌一が提唱した。平成10年(19...
にんぎょう‐じょうるり【人形浄瑠璃】
日本の古典芸能の一。三味線伴奏の浄瑠璃に合わせて、人形を遣う人形劇。慶長(1596〜1615)ごろ発生。貞享年間(1684〜1688)作者の近松門左衛門と太夫の竹本義太夫が提携して成功を収めて以...
ぬけ‐ぬけ【抜け抜け】
[副] 1 恥ずべきことを平然と行うさま。ずうずうしいさま。「—としらをきる」 2 間が抜けているさま。愚かであるさま。「大将は—としなされ」〈盛衰記・一四〉
[名]大相撲で、一人の力士が1...
ぬれがみ‐ちょうごろう【濡髪長五郎】
浄瑠璃「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」の主人公の一人。大坂相撲の人気力士。義理ある人を助けるため侍を殺し、逃亡の果て、生母に一目逢おうと八幡の親里に現れる。