えい・ずる【映ずる】
[動サ変][文]えい・ず[サ変] 1 光や物の影が他のものの表面にうつる。「山の影が湖面に—・ずる」 2 光を受けて明るく見える。照りはえる。「夕日に—・ずる紅葉」 3 物事がある印象を伴ってと...
かく・る【隠る】
[動ラ四]《上代語。下二段活用よりも古い》隠れる。「山高み夕日—・りぬ浅茅原後見むために標(しめ)結はましを」〈万・一三四二〉 [動ラ下二]「かくれる」の文語形。
かげ【影/景】
《「陰」と同語源》 1 日・月・星・灯火などの光。「月の—」「木陰にまたたく灯火(ともしび)の—」 2 光が反射して水や鏡などの表面に映った、物の形や色。「湖面に雲の—を落とす」 3 目に見える...
かげろ・う
[動ワ五(ハ四)]《名詞「かげろう(陽炎)」の動詞化》 1 姿などがちらちらする。ちらっと見える。「敵意の外に、まだ認めなければならない或物が其所に—・った」〈漱石・明暗〉 2 光がほのめく。ひ...
影(かげ)を落(お)と・す
1 光がさす。「夕日が—・している」 2 光のくる向きと反対側に影を映す。「湖面に雲が—・す」 3 影響を与える。「後世の芸術作品に—・す」「つらい体験が心に—・す」
きよみ‐がた【清見潟】
静岡市東部、旧清水市の興津(おきつ)から袖師にかけての海岸。清水港を隔てて三保(みほ)の松原に対する。[歌枕]「—波ぢの霧は晴れにけり夕日にのこるみほのうら松」〈玉葉・秋下〉
くたち【降ち】
《動詞「くたつ」の連用形から。「くだち」とも》 1 日が傾くこと。また、そのころ。「六月(みなづき)の晦(つごもり)の日の、夕日の—の大祓(おほはらへ)に」〈祝詞・六月晦大祓〉 2 夜半過ぎ。「...
くれない【紅】
《「くれ(呉)のあい(藍)」の音変化》 1 鮮明な赤色。特に、紅花の汁で染めた色。「夕日が空を—に染める」 2 ベニバナの別名。末摘花(すえつむはな)。「よそのみに見つつ恋ひなむ—の末摘む花の色...
こう‐ちょう【紅潮】
[名](スル) 1 顔に血が上って赤みを帯びること。「ほおを—させる」 2 夕日や朝日に映えて、また赤潮などで、赤く見える海の波。
こがね‐ざき【黄金崎】
静岡県伊豆半島西岸、賀茂郡西伊豆町にある景勝地。太平洋の波浪による海食崖。岩峰・海食洞などがある。県の天然記念物に指定されている。名の由来は、風化によって黄褐色に変化した安山岩が夕日を受けて輝く...