や‐こう【夜光】
1 暗いところで、光を出すこと。また、その光。 2 夜間の大気光。太陽エネルギーによって地球の高層大気が発光しているため、月のない晴れた夜は、星からの光よりもかなり明るくなる。
やこう‐うん【夜光雲】
高緯度地方で夏季の日没後または日の出前に、高度80〜85キロメートルの上空(中間圏上部境界付近)にまれに現れる、巻雲に似た形の銀色の雲。微小な氷晶からなる。極中間圏雲。NLC(noctiluce...
やこう‐がい【夜光貝】
リュウテンサザエ科の巻き貝。潮間帯下の岩礁にすみ、貝殻は球卵形で、殻径約20センチと大形。殻は厚く、表面は緑茶色、内面は真珠光沢が強い。奄美群島以南に産し、肉は食用、殻は貝細工や螺鈿(らでん)の...
やこう‐ちゅう【夜光虫】
渦鞭毛虫(うずべんもうちゅう)目ヤコウチュウ科の原生動物。暖海を浮遊し、体は球形で直径1〜2ミリ、淡紅色。2本の鞭毛をもつ。波などの刺激で青白い光を発する。ひかりむし。《季 夏》「—闇をおそれて...
やこうちゅう【夜光虫】
馳星周の長編犯罪小説。台湾に渡ったプロ野球選手が八百長に手を染め、転落していく姿を描く。平成10年(1998)刊行。
やこう‐とりょう【夜光塗料】
⇒発光塗料
やこう‐どけい【夜光時計】
時計の文字盤の字と両針とに夜光塗料を塗り、暗い所でも見えるようにした時計。
やこう‐の‐たま【夜光の璧】
昔、中国で、暗夜にも光ると言い伝えられた宝玉。
やこう‐の‐はい【夜光の杯】
夜光の璧(たま)でつくられた杯。また、りっぱな杯。
よるひかる‐たま【夜光る玉】
夜のやみの中で光を放つという宝珠。夜光の玉。「—といふとも酒飲みて心を遣(や)るにあにしかめやも」〈万・三四六〉