くたち【降ち】
《動詞「くたつ」の連用形から。「くだち」とも》 1 日が傾くこと。また、そのころ。「六月(みなづき)の晦(つごもり)の日の、夕日の—の大祓(おほはらへ)に」〈祝詞・六月晦大祓〉 2 夜半過ぎ。「...
くた・つ【降つ】
[動タ四]《「くだつ」とも》 1 盛りを過ぎる。衰える。「わが盛りいたく—・ちぬ」〈万・八四七〉 2 日が傾き夕方に近づく。また、夜半が過ぎて明け方へ向かう。「日—・つなへに消(け)ぬべく思ほゆ...
けっ‐そく【結束】
[名](スル) 1 ひもや縄などで結んで束にすること。「角材を一〇本ずつ—する」 2 志を同じくする者が団結すること。「仲間の—が固い」「みんなで—して事に当たる」 3 衣服や甲冑(かっちゅう)...
こう‐じょう【荒城】
荒れ果てた城。「嗚呼(ああ)—の夜半(よわ)の月」〈晩翠・荒城の月〉
こちょう‐らん【胡蝶蘭】
ラン科の常緑多年草。葉は長楕円形。白や淡紅色の花が咲く。フィリピン・台湾の原産で、温室などで観賞用に栽培。ファレノプシス。《季 夏》「導かれ来し一卓の—/夜半」
こと‐かき【事欠き】
1 ある物が不足したり欠如したりしていること。また、物がなくて不自由すること。「昔は天子も諸侯も師匠といふ者あり。今はなし。…これそ—の第一なるべきか」〈仮・清水物語〉 2 間に合わせ。「夜半油...
こん【今】
[連体] 1 現在の。いまの。「—国会」「—世紀」「—シーズン」 2 本日の。きょうの。「—夜半」
ご‐や【午夜】
夜の12時。真夜中。夜半。「—の時計ほがらかに鳴りて」〈鴎外・文づかひ〉
ご‐や【後夜】
六時の一。寅(とら)の刻。夜半から夜明け前のころ。現在の午前4時ごろ。また、その時に行う勤行(ごんぎょう)。夜明け前の勤行。「—など果てて、少しうちやすみたる寝耳に」〈枕・一二〇〉
ささ‐の‐や【笹の屋】
「笹の庵(いお)」に同じ。「かり枕夢も結ばず—のふしうき程の夜半の嵐に」〈続拾遺・羇旅〉