君子(くんし)は人(ひと)の美(び)を成(な)す
《「論語」顔淵から》君子は人の美点・長所を見つけて、それを助け、大成させる。
くんだいかんそうちょうき【君台観左右帳記】
室町時代に能阿弥が著し、相阿弥が大成したとされる秘伝書。中国の画家に関することや、書院の座敷飾りの方式・諸道具について記す。
けいせいあさまがたけ【傾城浅間嶽】
歌舞伎狂言。時代物。三番続き。中村七三郎作と伝える。元禄11年(1698)京都早雲座初演。元禄上方歌舞伎の趣向・見せ場を集大成した代表作で、浅間物の祖。
けごん‐しゅう【華厳宗】
華厳経をよりどころとする仏教の宗派。中国唐代に賢首(げんじゅ)大師法蔵が大成し、日本には、唐僧道璿(どうせん)によって天平8年(736)伝えられたという。東大寺が造営されてのち広められた。南都六...
こうきじてん【康熙字典】
中国清代の字書。12集42巻。康熙帝の勅命により、張玉書・陳廷敬らが編纂(へんさん)。1716年刊。「説文解字」「玉篇」「字彙」「正字通」など歴代の字書を集大成したもの。4万7000余の漢字を楷...
こうていだいけい【黄帝内経】
中国の古典医学書。戦国時代から秦・漢にかけて、医学文献を集大成したものとされる。現存本は「素問(そもん)」「霊枢(れいすう)」に分けられ、黄帝と岐伯(きはく)・雷公(らいこう)らとの問答形式で、...
こっかしゅけん‐せつ【国家主権説】
主権は法人である国家に帰属するとする学説。19世紀後半のドイツで君主主権説に対して唱えられ、イェリネックによって大成された。
こて‐え【鏝絵】
漆喰(しっくい)を使って左官職人が鏝で壁に浮き彫りにした絵。江戸中期に始まり、伊豆松崎町の左官、入江長八が大成させた。
ごとべい‐どう【五斗米道】
中国、後漢末に起こった初期道教の宗教結社。2世紀後半、張陵が老子から呪法を授かったと称して創始。自ら天師と称し、祈祷(きとう)によって病気を治し、謝礼として米5斗を納めさせた。孫の張魯(ちょうろ...
細工(さいく)貧乏(びんぼう)人宝(ひとだから)
手先の器用な人は、他人には重宝がられるが、自分は大成せず、常に貧乏しているということ。器用貧乏人宝。