おお‐かく【大角】
斧(おの)や手斧(ちょうな)で削っただけの山出しの角材で、30センチ角以上のもの。
おお‐かざし【大翳】
近世、宮中の女房の用いた檜扇(ひおうぎ)。大形に作って顔にかざして用いたところからいう。
おおかしわで‐の‐つかさ【大膳職】
「だいぜんしき(大膳職)」に同じ。〈和名抄〉
おお‐かじ【大火事】
大きな火事。被害が広い範囲に及ぶ火事。大火(たいか)。大火災。
おお‐かぜ【大風】
強く激しく吹く風。暴風。
おお‐かた【大方】
[名] 1 物事や事柄の大体。大部分。あらかた。「—は理解できた」「給料の—が食費に消える」 2 普通の物事。世間一般。世間一般の人。「—のご希望に添いたい」 [副] 1 だいたい。大部分。...
おおかた‐どの【大方殿】
貴人の母の敬称。大方様。「—より出家になし申せとこそ承り候ふに」〈謡・元服曽我〉
おおかた‐は【大方は】
[副] 1 普通のことでは。「—何かも恋ひむ言挙(ことあ)げせず妹に寄り寝む年は近きを」〈万・二九一八〉 2 よく考えてみると。「—月をもめでじこれぞこの積もれば人の老となるもの」〈古今・雑上〉
おお‐かたびら【大帷子】
1 装束の下に着る麻布製の単(ひとえ)の衣。暑中の汗取りとして用いた。 2 糊(のり)を強くした白布で仕立て、武家の正装である直垂(ひたたれ)の下に重ねて着たもの。
おお‐かながい【大金書/大金貝】
楊弓の200本の矢数のうち、180本以上の当たり。看板に当たりの矢数と射手の名を金泥(きんでい)で記し、店頭に掲げて表彰した。 [補説]「大金貝」は当て字。