まつのみどり【松の緑】
長唄。杵屋六翁(4世六三郎)が、娘の改名披露の祝賀曲として作曲。天保11〜安政2年(1840〜1855)の成立。素踊りとしても用いられる。
うた沢。仮名垣魯文作詞、哥沢土佐太夫作曲。芝派だけ...
まど‐やか【円やか】
[形動][文][ナリ]《古くは「まとやか」とも》「まどか」に同じ。「—な幸多き夢は破れた」〈宮島資夫・金〉
マドロス【(オランダ)matroos】
水夫。船乗り。船員。
まなづる【真鶴】
志賀直哉の短編小説。大正9年(1920)発表。恋と知らず年上の女性に惹かれる少年の心理を描く。
川上弘美の長編小説。「文学界」誌に平成17年(2005)から平成18年(2006)にかけて連載...
ま‐のろ・い【間鈍い】
[形][文]まのろ・し[ク]「まぬるい」に同じ。「鋸の音薪(まき)割る音など、総てが如何にも、又—・くおぼろかな色を帯んで聞える」〈左千夫・告げびと〉
ま‐ぶ【間夫】
1 情夫。まおとこ。 2 遊女の情夫。「白き手を出だして—を招き」〈仮・東海道名所記・一〉
まぶ‐ぐるい【間夫狂ひ】
遊女が情夫に夢中になること。「—をせず、心まめに客衆の気をとり」〈浮・禁短気・五〉
ま‐ぶし【射翳】
1 猟師が獲物を射るために、柴(しば)などを折って自分のからだを隠すもの。また、隠す場所。「—差す猟夫(さつを)の笛の声ぞとも知らでや鹿の鳴き交はすらん」〈夫木・一二〉 2 まちぶせすること。ま...
ま‐み・える【見える】
[動ア下一][文]まみ・ゆ[ヤ下二]《「みえる」は見られるの意で、相手から見られるというところから》 1 「会う」の意の謙譲語。お目にかかる。「主君に—・える」 2 顔を合わせる。対面する。「両...
まめ‐おとこ【忠実男】
1 まめな男。誠実な男。 2 風流を愛し色好みな男。好色な男。また、近世では、情夫の意に用いたり、在原業平をさしたりする。「御身になびきなば、二道かくる—、いやなりませぬと仰せけり」〈浄・大覚大...