あおいのうえ【葵の上】
源氏物語の女主人公の一人。光源氏の最初の妻。六条御息所(みやすどころ)の生き霊に苦しめられ、夕霧を出産後、急死。
謡曲。四番目物。源氏物語による。世阿弥が古作を書き改めたもの。
箏曲。山田...
アオザイ【(ベトナム)aosai】
《長い服の意》ベトナム女性の民族衣装。上衣は体にぴったりして丈が長くわきに腰までのスリットがあり、クアンというゆったりしたズボンを組み合わせる。正装は白色。
あかいさつい【赤い殺意】
藤原審爾の推理小説。昭和34年(1959)、雑誌「女性自身」に連載。今村昌平監督による映画化作品があるほか、数度にわたりテレビドラマ化されている。
あかいぼうしのおんな【赤い帽子の女】
《原題、(オランダ)Meisje met de rode hoed》フェルメールの絵画。板に油彩。縦22.8センチ、横18センチ。赤い帽子をかぶり、青い上着を着た女性が、こちらに振り向いた姿を描...
あか‐がい【赤貝】
1 フネガイ科の二枚貝。内湾の泥底にすむ。貝殻は厚く膨らみ、殻長12センチくらい。殻表には42本ほどの放射肋(ほうしゃろく)があり、黒褐色の毛状の殻皮で覆われる。肉は赤く、すし種などにする。きさ...
あかし‐ちぢみ【明石縮】
縮の絹織物。縦に生糸、横に右縒(よ)りの強い練り糸を用いた、女性の夏の高級着尺(きじゃく)地。寛文年間(1661〜1673)堀次郎将俊(まさとし)(明石次郎)が明石で始めたという。現在は、京都西...
あか‐だすき【赤襷】
1 若い女性などが斜め十文字に掛ける赤いたすき。 2 召集令状を受けて入隊する者が、肩から斜めに掛けた太く赤いたすき。
あか‐とり【垢取り】
1 櫛(くし)の歯の間にたまった垢を取る道具。 2 馬の垢を取る道具。馬櫛(うまぐし)。 3 (「赤鳥」とも書く)女性が馬に乗るとき、馬の汗で衣服が汚れるのを防ぐため、尻繋(しりがい)の下に掛ける布。
あ‐が‐み【吾が身】
[代]二人称の人代名詞。目下の相手に親しみを込めて呼びかける語。近世、女性が用いた。そなた。おまえ。「京の詞にそなたといふ事を—といふ」〈男重宝記・五〉
あき‐や【空き家/空き屋/明き家】
1 人の住んでいない家。あきいえ。 2 俗に、女性が恋人や夫と別れて独り身であることをいう。 [補説]書名別項。→空屋