いろ‐おとこ【色男】
1 顔だちのよい男。好男子。美男(びなん)。 2 情夫。間男(まおとこ)。いろ。「—をこしらえてお屋敷を遁げ出すのみならず」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉 3 好色な男。色事師。「—おれを見たかと供にき...
えんじろう【艶二郎】
《黄表紙「江戸生艶気樺焼(えどうまれうわきのかばやき)」の主人公の名から》自称好男子。うぬぼれや。「—は青楼の通り句なり」〈洒・通言総籬〉
お‐あいだ【御間】
1 不用になること。おろそかにされること。「陸汽車(おかじょうき)とやらが彼是(あちこち)に落成(でき)たが…人車(じんりき)も馬車も—だが、一体ありゃ何の利益(ため)かね」〈松田敏足・文明田舎...
おんな‐ごろし【女殺し】
多くの女を迷わせる好男子。女たらし。
けいせいかいふたすじみち【傾城買二筋道】
洒落本。1冊。梅暮里谷峨(うめぼりこくが)作。寛政10年(1798)刊。うぬぼれ者の好男子と誠実な醜男との、遊女に対する二つの態度を対照的に描き、人情本への移行の過程をも示している。
こう【好】
[音]コウ(カウ)(呉)(漢) [訓]このむ すく よい よしみ [学習漢字]4年 1 愛する。このむ。「好悪(こうお)・好色/愛好」 2 美しい。「好男子」 3 すぐれている。りっぱな。「好手...
び‐なん【美男】
1 顔かたちの美しい男。好男子。美男子。びだん。「—美女」 2 「美男鬘(かずら)」に同じ。