まえ‐がみ【前髪】
1 額の上部の頭髪。「—を垂らす」 2 女子または元服前の男子の額の上の髪を別に束ねたもの。向こう髪。 3 前髪姿の男子。元服していない少年。「—あまた召しよせられ」〈浮・男色大鑑・二〉
まえだれ‐がけ【前垂れ掛(け)】
1 前垂れ1を掛けていること。また、その姿。「兄の民助は—のまま」〈藤村・春〉 2 商家に奉公している者。
まえ‐ぶり【前振り】
元服前の男子の、前髪をつけた姿。「あったら—を惜しきは常の人ごころ」〈浮・伝来記・八〉
まえ‐むき【前向き】
1 正面に向くこと。前方に向くこと。まむき。「—に座る」⇔後ろ向き。 2 物事に対する姿勢が積極的、建設的であること。「—に考える」⇔後ろ向き。
まかしょ
江戸時代、白頭巾(ずきん)に白衣を着け、寒参りの代行をするといって江戸市中を巡り歩いた願人(がんにん)坊主。子供に天神像を刷った紙を撒(ま)いたので、子供らが「まかしょ、まかしょ」とはやしたこ...
マカーム‐ナビ‐ムサ【Maqam al-Nabi Musa】
パレスチナ地方の都市エリコの南西約8キロメートルにあるイスラム寺院。イスラム教においても重要な預言者の一人であるモーセが葬られた場所とされる。13世紀の建造。15世紀に現在見られる姿に改築された。
まぎら・す【紛らす】
[動サ五(四)]関心を他に移すなどして、そのことがわからなくなるようにする。ごまかす。また、気持ちを他に向けてふさいだ気分などを晴らす。まぎらわす。「姿を人込みに—・す」「気を—・す」「退屈を—...
まぎれ‐こ・む【紛れ込む】
[動マ五(四)] 1 まちがって入り込む。「よその郵便物が—・む」 2 いつのまにか他の物の中に入り込む。混雑をうまく利用して入り込む。「雑踏の中に—・んで姿を消す」
まくあいきょうげん【幕間狂言】
《原題、(スペイン)Ocho Comedias y ocho Entremeses nuevos, nunca representados》セルバンテスの戯曲。1615年刊行の「新作戯曲八種と幕...
まくらじし【枕獅子】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「英獅子乱曲(はなぶさししのらんぎょく)」。寛保2年(1742)江戸市村座初演。石橋物(しゃっきょうもの)の一。前ジテは傾城姿で手獅子を持って踊り、後ジテは牡丹笠をつけて...