い‐らん【違乱】
1 秩序を乱すこと。また、物事が乱れること。「今度の御即位に—なくめでたき様を」〈平家・四〉 2 他人の考え・行為に反対すること。「家財残らず娘のお亀婿の与兵衛夫婦に譲り申し候。外(ほか)より—...
イリス【(イタリア)Iris】
マスカーニのイタリア語によるオペラ。全3幕。1898年初演。江戸時代の日本を舞台に、盲目の父と暮らす娘イリスが騙されて遊郭に売られる悲劇を描いた作品。題名はイタリア語でアヤメを意味する。
いわなが‐ひめ【磐長姫/石長比売】
日本神話にみえる女神。長寿をつかさどる。大山祇神(おおやまつみのかみ)の娘で、妹の木花開耶姫(このはなのさくやびめ)とともに天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に献上されたが、容姿が醜いために返された。
いわ‐むら【岩群】
岩の群れ。岩や石がごろごろしている所。「河上(かはのへ)のゆつ—に草生(む)さず常にもがもな常娘子(とこをとめ)にて」〈万・二二〉
いん‐ぽん【淫奔】
[名・形動]性関係にだらしのないこと。みだらなこと。また、そのさま。多く、女性についていう。「—な娘」
ウィーンかたぎ【ウィーン気質】
《原題、(ドイツ)Wiener Blut》ヨハン=シュトラウス2世の管弦楽によるワルツ。1873年、フランツ=ヨーゼフ1世の娘ギーゼラとバイエルン王子レオポルトの婚礼の際に初演。
ウォーリック‐じょう【ウォーリック城】
《Warwick Castle》英国イングランド中部、ウォーリックシャー州のウォーリックにある城。10世紀初め、アルフレッド大王の娘エセルフリーダが、デンマークの侵攻に備えてエイボン川のほとりに...
うきふね【浮舟】
源氏物語第51巻の巻名。また、その女主人公の名。宇治の八の宮の娘。薫(かおる)大将・匂宮(におうみや)の二人との愛に苦しみ、宇治川に入水するが、横川(よかわ)の僧都(そうず)に助けられて尼とな...
うしろ‐おび【後ろ帯】
1 帯を背後で結ぶこと。近世の未婚の女性の風俗。後ろ結び。→抱え帯 →前帯 2 若い娘。また、帯を背後で結んだ素人風の若い遊女。
うす‐じり【薄知り】
うすうす事情を知ること。「なまなか武士の娘とは、—に人も知る」〈浄・氷の朔日〉