こん‐りゅう【建立】
[名](スル) 1 寺院や堂・塔などを建てること。「寺を—する」 2 心の中である物事をつくり上げること。「兄さんは神でも仏でも…権威のあるものを—するのが嫌いなのです」〈漱石・行人〉
ごさん【御傘】
江戸初期の俳諧式目書。10冊。松永貞徳著。慶安4年(1651)刊。俳諧用語をいろは順に整理し、指し合い・去り嫌い・句数(くかず)を説いたもの。俳諧御傘。おからかさ。ぎょさん。
さかさ‐ばし【逆さ箸】
嫌い箸の一。盛り合わせの料理を取るときに、箸を逆さに持って食べ物をつまむこと。取り箸を用意するとよい。
先棒(さきぼう)に立(た)・つ
「先棒を振る」に同じ。「母親が—・って毛嫌いをして」〈紅葉・二人女房〉
さぐり‐ばし【探り箸】
嫌い箸の一。器の中のものを探るように箸でかきまぜること。
さし‐あい【差(し)合(い)/指(し)合(い)】
[名・形動] 1 さしつかえ。さしさわり。「毫(ちっと)も貴方に—のあるのじゃ御座いませんけれどね」〈木下尚江・良人の自白〉 2 人前で言ったりしたりすべきでないこと。つつしみ、遠慮すること。ま...
さし‐ばし【刺(し)箸】
嫌い箸の一。里芋の煮物などのつまみにくい料理を、箸で突き刺して口に運ぶこと。
さし‐ばし【指(し)箸】
嫌い箸の一。箸で、人や物を指し示すこと。
さ‐すれ‐ば【然すれば】
[接]《副詞「さ」+サ変動詞「す」の已然形+接続助詞「ば」から》 1 そうであるから。「奥さまの外出嫌いは持前とやら、—是も隠居さまのせいではあるまじ」〈逍遥・細君〉 2 それなら。「不備な点が...
さり‐きらい【去り嫌い】
1 連歌・俳諧のきまりの一。変化を求めるために、同季・同字・類似語・縁語などを続けたり、近くに詠みこんだりしないこと。→差し合い 2 好き嫌い。えりごのみ。「—がある食物をお気をつけられい」〈滑...