べんしょう‐ほう【弁証法】
《(ギリシャ)dialektikē/(ドイツ)Dialektik》対話・弁論の技術の意。ソクラテスやプラトンでは、事物の本質を概念的に把握するための方法とされ、アリストテレスでは、真の命題からの...
べんしん‐ろん【弁神論】
《theodicy》世界における悪の存在が、世界の創造者である全能な神の善性と矛盾するものではないことを弁明しようとする神の弁護論。ライプニッツが初めて用いた語で、著書「弁神論」において体系的に...
ペバトロン【PeVatron】
1PeV(ペタ電子ボルト)程度という、極めて高いエネルギーをもつ宇宙線源の天体。高エネルギーの宇宙線が大気中に飛び込むときに発生する空気シャワーによる光やミュー中間子を捉える検出器による観測から...
ペプシノゲン【pepsinogen】
胃液に含まれる消化酵素ペプシンの元となる酵素前駆体。2種類のペプシノゲンが存在する。血清中におけるそれらの比と、胃粘膜の萎縮の程度が相関することが知られ、胃がん発生の危険因子の評価に用いられる。...
ペプチド‐ワクチン【peptide vaccine】
ペプチドを抗原として用いるワクチン。癌(がん)ペプチドワクチンは、癌細胞に特異的に存在するたんぱく質の断片(ペプチド)を人工的に合成したもので、これを投与することによって、リンパ球などの免疫細胞...
ペルソナ【(ラテン)persona】
《「ペルソーナ」とも。仮面・役柄の意》 1 人。人格。 2 キリスト教で、三位一体論に用いられる概念。本質において唯一の神が父と子と聖霊という三つの存在様式をもつことを意味する。位格。位。格身。...
ペンタクオーク【pentaquark】
クオーク4個と反クオーク1個で構成されるハドロン。1960年代より理論的にその存在が予言され、日本の大型放射光施設SPring-8(スプリングエイト)で検出に成功したと報告があったが、同実験手法...
ペンローズ‐タイル【Penrose tile】
周期性はないが、高い秩序性をもつタイル貼りのパターンの一。1974年に英国の物理学者R=ペンローズが考案。鋭角と鈍角がそれぞれ72、108度、および36、144度の2種類の菱形により平面を埋め尽...
ほう‐げん【法源】
法の淵源(えんげん)。成文法・慣習法などの法の存在形式、神意・民意などの法の存在根拠、神・国家・君主・人民などの法を制定する力など。一般には、裁判などの根拠となりうる法形式をさす。
ほうしゃせい‐かくしゅ【放射性核種】
放射能をもつ核種。自然に放射線を放出して崩壊し、他の原子核に変わる原子核。ウラン系列・アクチニウム系列などに属し自然界に存在する天然放射性核種と、原子炉や加速器で作られる人工放射性核種とがある。