ボーマン‐のう【ボーマン嚢】
糸球体嚢(しきゅうたいのう)の異称。英国の眼科医で解剖・生理学者のボーマン(W.Bowman)が最初に記載したのでいう。
ボーメ‐ひじゅうけい【ボーメ比重計】
浮き秤(ばかり)の一。フランスの化学者ボーメ(A.Baumé)が1766年にアルコールの濃度を決定するために考案。
ポアズ【poise】
CGS単位系の粘度の単位。1ポアズは1ダイン秒毎平方センチメートル。名称はフランスの物理学者ポアズイユ(J.L.Poiseuille)にちなむ。記号P
ポアソン‐ひ【ポアソン比】
弾性体を引き伸ばしたとき、あるいは押し縮めたとき、その力の方向の伸び、あるいは縮みと、垂直方向の縮み、あるいは伸びとの比。1826年にフランスの物理学者ポアソンが導入。ポアッソン比。
ポアソン‐ぶんぷ【ポアソン分布】
確率分布の一。xを負でない整数、eを自然対数の底として、λxex/x!で表される分布を、平均値λのポアソン分布といい、その標準偏差もλになる。一定期間における事故の発生や放射性物質の崩壊など、ま...
ポアンカレ‐よそう【ポアンカレ予想】
フランスの数学者ポアンカレが提起した予測で、「単連結な三次元閉多様体は三次元球面S3に同相である」というもの。ミレニアム問題の一。1904年に発表されて以来未解決であったが、2003年にロシアの...
ポインティング‐ベクトル【Poynting's vector】
電磁波のエネルギーの流れを表すベクトル。その大きさは、電磁波の進行方向に垂直な単位面積を単位時間に通過するエネルギーに等しい。英国の物理学者ポインティングによって導入された。
ポリア‐よそう【ポリア予想】
整数論における予想の一。任意の自然数に対し、それ未満の自然数のうち半分以上は奇数個の素因数をもつというもので、1919年にハンガリーの数学者ジョージ=ポリアが提起。1958年に、10の361乗付...
ポンゾ‐さくし【ポンゾ錯視】
《Ponzo illusion》錯視の一つ。上方で一端を接する2本の線分の間に、平行する同じ長さの2本の線分がある場合、上の線分が下の線分よりも長く見えること。イタリアの心理学者ポンゾが発表。
ポーター‐かせつ【ポーター仮説】
環境規制と企業の国際競争力の関係に関する理論。米国の経営学者マイケル=ポーターが1991年に発表。適切な環境規制が企業の効率化や技術革新を促し、規制を実施していない地域の企業よりも競争力の面で上...