た‐まくら【手枕】
腕を枕として眠ること。てまくら。「朝寝髪我は梳(けづ)らじ愛(うるは)しき君が—触れてしものを」〈万・二五七八〉
たま‐で【玉手】
玉のように美しい手。また、手の美称。「—さし交(か)へあまた夜も寝(い)ねてしかも」〈万・一五二〇〉
たま‐どこ【玉床】
ふしどの美称。「明日よりは我が—を打ち払ひ君と寝(い)ねずてひとりかもねむ」〈万・二〇五〇〉
たま‐の‐うら【玉の浦】
和歌山県南東部、那智勝浦町の海辺。[歌枕]「我(あ)が恋ふる妹は逢はさず—に衣片敷きひとりかも寝む」〈万・一六九二〉
たま‐ま・く【玉巻く/玉纏く】
[動カ四] 1 玉を巻きつけて飾る。「梓弓末に—・きかくすすそ寝なななりにし奥をかぬかぬ」〈万・三四八七〉 2 クズなどの若葉の葉先が玉のように巻く。「白露に色変りゆく秋萩(あきはぎ)は—・く葛...
たまも‐なす【玉藻なす】
[枕]藻が漂いなびく意から、「浮かぶ」「寄る」「なびく」にかかる。「もののふの八十宇治川に—浮かべ流せれ」〈万・五〇〉 「波のむたか寄りかく寄る—寄り寝(ね)し妹(いも)を」〈万・一三一〉 「—...
タミー‐タイム【tummy time】
乳児を一定時間、腹ばいにして過ごさせること。また、その時間。乳児が起きているときに、保護者の監督のもとおこなう。筋力をつけることで首がすわるのを促したり、仰向け寝の状態が続くことによる頭蓋骨の変...
たらい‐まわし【盥回し】
[名](スル) 1 あおむけに寝て、足でたらいを回す曲芸。 2 人や物、また権利・地位などを、ある限られた範囲内で、順送りにすること。「病院を転々と—にされる」「権力の座を—する」
たらちね‐の【垂乳根の】
[枕]「母」「親」にかかる。語義・かかり方未詳。「—母が問はさば風と申(まを)さむ」〈万・二三六四〉 「—親のいさめし転寝(うたたね)は」〈拾遺・恋四〉
だい【台〔臺〕】
[音]ダイ(呉) タイ(漢) [訓]うてな [学習漢字]2年 〈ダイ〉 1 周囲が見渡せるように高く造った建物や構造物。うてな。「灯台・番台・露台・楼台・天文台」 2 政府の役所。「弾正台」 ...