ウオーカー‐じゅんかん【ウオーカー循環】
赤道付近の対流圏にみられる大気大循環。太平洋においては、海水温が高い西部のインドネシア付近で上昇気流となって東進し、東部のペルー沖付近で下降気流となり、海洋上を西進して循環を形成する。南方振動と...
オーエッチ‐つうしん【OH通信】
《over-the-horizon communication》見通し外通信。遠距離または山岳などのために見通しのきかない地点間での通信。上方の大気に向けて電波を発する対流圏散乱伝搬と、山の稜線...
きおん‐ぎゃくてん【気温逆転】
対流圏内で通常とは逆に、上空にいくほど気温が高くなる現象。これが生じている層は逆転層とよばれる。
けんかい‐めん【圏界面】
対流圏と成層圏の境界面。高さは赤道付近で約18キロ、極地方では約8キロ。
こうこうど‐はっこうげんしょう【高高度発光現象】
対流圏よりも上層の成層圏・中間圏・熱圏で生じる、発光を伴う放電現象の総称。多く雷雲の上空に発生し、落雷を伴う場合と伴わない場合とがある。ブルージェット、スプライト、エルブスなどが知られる。超高層...
ジェット‐きりゅう【ジェット気流】
地球の亜熱帯および中緯度地帯の対流圏上部にある強い西風の帯。極の周りを蛇行しながら流れており、風速は冬季には秒速100メートルにも達する。ジェットストリーム。
じゆう‐たいき【自由大気】
地表面との摩擦の影響を受けず、自由に動いている大気。高度1〜2キロメートルから11キロメートルまでの対流圏上部にある。自由対流圏。
じょうそう‐うん【上層雲】
対流圏の上層に発生する雲。温帯地方では5〜13キロの高さに現れる雲。巻雲・巻積雲・巻層雲など。→中層雲 →下層雲
せいそう‐けん【成層圏】
1 大気圏の区分の一。対流圏の上、中間圏との間にある、高さ約10〜50キロの大気層。下層の気温はほぼ一定でセ氏零下約55度、上層は高くなるほど気温が上がり、上限で零度程度となる。オゾン層がある。...
たいき‐けん【大気圏】
地球を包んでいる大気の存在する範囲。気温分布によって対流圏・成層圏・中間圏・熱圏に分かれる。気圏。