こ‐ぎよう【小器用】
[形動][文][ナリ]《「こきよう」とも》 1 なんでも一応はじょうずにできるさま。小手先がきくさま。「—な文章を書く」 2 少しばかり目先がきくさま。「—に立ち回る」
小手(こて)が利(き)・く
ちょっとしたことに器用である。小手先が利く。「—・く重宝な役者」
大巧(たいこう)は拙(せつ)なるが如(ごと)し
《「老子」四五章から》真の名人は小手先を使ってよく見せようとはしないから、一見つたないように見える。
目(め)を掩(おお)うて雀(すずめ)を捕(と)らう
《「後漢書」何進伝から》雀が逃げることを恐れ、自分の目を隠して雀を捕らえようとする。事実を直視しないこと、つまらぬ小手先の策を用いることのたとえ。