いちりきぢゃや【一力茶屋】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」の七段目の通称。
いっけん‐や【一軒家/一軒屋】
1 近くに人家がなく1軒だけ建っている家。「村のはずれの—」 2 長屋や集合住宅でなく独立した家屋。一戸建ての家。
いっせん‐ぢゃや【一銭茶屋】
江戸時代、茶一服を1銭(1文)で売った茶店。
いっぱい‐のみや【一杯飲(み)屋】
安価で気軽に酒が飲める大衆的な酒場。
いっぱつ‐や【一発屋】
1 一度の勝負にすべてを賭ける人。 2 野球で、ホームランをいつもねらう人。また、たまにホームランを打つ人。 3 俗に、一度だけ、またはある一時期だけ活躍した歌手やタレント。
いぬごや【犬小屋】
向田邦子の短編小説。昭和55年(1980)発表。同年、「かわうそ」「花の名前」とあわせ第83回直木賞受賞。
いぬ‐ごや【犬小屋】
1 犬を飼うための小屋。また比喩的に、粗末で小さな家のこと。 2 江戸時代、第5代将軍徳川綱吉が中野・大久保などに作り、野犬を飼い養った小屋。→生類憐みの令 [補説]書名別項。→犬小屋
いり‐もや【入母屋】
屋根の形式の一。上部は切妻(きりづま)造りのように二方へ勾配(こうばい)をもち、下方は寄せ棟造りのように四方へ勾配をもつもの。寺院などに多い。
いろ‐ぢゃや【色茶屋】
近世、遊女を置いていた茶屋。水茶屋に対していう。
いろは‐ぢゃや【伊呂波茶屋】
1 江戸時代、大坂道頓堀に、48軒あった芝居茶屋。 2 江戸時代、江戸谷中の感応寺の門前にあった私娼街。47軒あったからとも、いろはの文字をのれんに染め出したからともいう。